清掃業務の現地調査で感じた違和感|建物の管理について思ったこと
2026/10/19
以前、法人のお客様からご相談をいただき、清掃の現地調査に伺ったときのことです。
建物の中を見て回っているうちに、何となく違和感を覚えました。
床が汚れているとか、設備が古いとか、そういう一部分の話ではありません。建物全体がどんよりしているというか、これまであまりメンテナンスがされてこなかったような印象でした。
清掃業者も入っていなかったのかもしれません。
もちろん、建物にはそれぞれ事情があります。予算の問題もあるでしょうし、日々の業務が忙しく、清掃まで手が回らないこともあると思います。
ただ、その現場を見て最初に思ったのは、ここで働いている社員の方たちは、毎日気持ちよく仕事ができているのかな、ということでした。
清掃の仕事を長くやっていると、汚れそのものよりも、そこで過ごす人たちのことが気になる場面があります。
今回の現場は、一度しっかり清掃すれば、十分きれいになると思いました。
でも、一度きれいにしたからといって、その状態がずっと続くわけではありません。
私はスポット清掃で一度だけきれいにする仕事よりも、その後の状態を維持していくことを大切にしたいと考えています。
そのため、お客様にも、一度清掃した後の管理について、できるだけ柔らかくお伝えしました。
建物は、人がいてもいなくても少しずつ汚れていきます。
従業員の方、お客様、施設の入所者さん、ご家族、取引先の方など、建物にはいろいろな人が訪れます。
見た目だけでなく、衛生面を考えても、定期的に清掃することには意味があると思っています。
現地調査は、単に汚れている箇所を確認して見積もりを出すだけの時間ではありません。
その建物がこれまでどのように管理され、これからどんな環境であってほしいのか。
私はそんなことも考えながら、現場を見るようにしています。
この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。

