ビルメンテナンスで無理な仕事を引き受けない理由|清掃品質と経営判断
2026/10/182026/10/18
仕事を始めたばかりの頃は、多少条件が厳しくても、できるだけ依頼を受けたいという気持ちがありました。
仕事が欲しいというのは、商売をしていれば誰でもあることだと思います。
私もそうでした。
ただ、経験を重ねるうちに、仕事を引き受けること自体が正しい判断とは限らないと感じるようになりました。
以前、作業時間に余裕がない仕事を引き受けて、自分自身がかなり焦ったことがあります。
決められた時間までに終わらせなければならないとなると、現場のスタッフにも負担がかかります。
時間を優先すれば、どうしても清掃の仕上がりに影響が出る可能性もあります。
そういう経験は、あまり良い思い出として残っていません。
今でも、作業時間が短すぎる依頼については慎重になります。
この時間で終わらせるには、清掃の品質を落とすしかない。
そう判断した場合は、無理にお引き受けしないこともあります。
仕事を断るのは、やっぱりもったいないです。
売上につながるかもしれない依頼ですから、迷いがないわけではありません。
でも、無理に引き受けて手直しやクレームが増えてしまったら、結局はお客様にも迷惑をかけることになります。
自分自身も、そうした対応が重なると精神的にきつくなることがあります。
今は、作業内容や日程、スタッフの確保、品質を維持できるかどうかを考えてから判断するようにしています。
そして最後に考えるのが、自分自身できちんと現場を管理できるかということです。
仕事を受けるだけなら簡単かもしれません。
引き受けた以上は、最後まで責任を持たなければなりませんから。
無理をしないというのは、楽をしたいからではありません。
自分たちが責任を持ってできる仕事なのか。
今はそこを大切にして、仕事をお受けするようにしています。
この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。

