千葉市稲毛区|室内に洗濯機置き場を新設した水回り改修事例
2026/09/272026/10/12
千葉市稲毛区で、屋外に設置していた洗濯機を室内で使用できるよう、洗濯機置き場を新設する水回り改修工事を行いました。
既存の洗面台を撤去して洗濯機用のスペースを確保し、床を開口して給水・排水経路を変更。撤去した洗面台の代わりに、壁の裏側にあった和室の押入れを活用して小型洗面台を移設しました。
高齢者が生活する建物では、洗濯のたびにベランダへ移動する動線や段差が日々の負担になることがあります。老人ホーム・介護施設でも、既存の間取りを大きく変えず、洗濯機置き場の新設や洗面台の移設などによって水回りを使いやすくできる場合があります。
今回は、千葉市稲毛区で実際に行った工事をもとに、解体から給排水工事、設備移設、完成までの流れを写真とともにご紹介します。
目次
千葉市稲毛区で洗濯機置き場を新設した理由
今回ご紹介するのは、千葉市稲毛区で行った室内洗濯機置き場の新設工事です。
工事前は室内に洗濯機を置くスペースがなく、洗濯機はベランダに設置されていました。
ベランダに洗濯機を設置すると、洗濯のたびに室内と屋外を行き来する必要があります。特に高齢者が生活する建物では、段差をまたいだり、雨天時に濡れた床を歩いたりする動線はできるだけ減らしたいところです。
そこで今回は、室内にある既存の洗面スペースを見直し、洗濯機を室内に設置できるよう水回りを改修することになりました。
施工前|既存の洗面スペース
既存洗面台を撤去し、このスペースを室内洗濯機置き場として活用します。
施工前|隣接する押入れ
壁の裏側にある押入れの一部を活用し、新しい洗面スペースを確保します。
既存の裏側にある押入れの一部を活用し、新しい洗面スペースを確保します
まず、洗濯機置き場をつくるために既存の洗面台を撤去しました。
洗濯機を室内へ移すには、本体を置くスペースだけでなく、給水・排水・電源を確保する必要があります。今回はもともと水回りとして使われていた場所を活用することで、新しい洗濯機置き場を計画しました。
既存洗面台を撤去した状態
洗面台を撤去すると、既存の給排水設備と床の状態を確認できるようになります。
一方、撤去した洗面台の機能は別の場所に確保する必要があります。そこで壁の裏側にある和室の押入れを解体し、小型洗面台を設置できるスペースをつくっていきます。
押入れの解体状況
既存建物の水回り改修では、設備の位置だけを見て施工方法を決めることはできません。床下にある給排水管の位置や配管を通せる経路を確認し、新しい設備まで水を送り、使用後の水を適切に排水できるようにする必要があります。
次の工程では床の一部を開口し、洗濯機置き場と新しい洗面スペースに必要な給排水経路を確認していきます。
床を開口して給排水配管を変更
洗面台の撤去後は、床の一部を開口して床下の給排水設備を確認しました。
室内に洗濯機置き場を新設する場合、洗濯機本体が収まるスペースを確保するだけでは使用できません。洗濯機用の給水と排水を新しい設置位置までつなぐ必要があります。
また、水回り設備の位置を変更するときは、排水経路を確保できるかどうかも重要です。既存設備との位置関係を確認しながら、新しい設備配置に合わせて配管経路を整えていきます。
老人ホームや介護施設などの既存施設でも、建物を使用していく中で「洗濯機を増設したい」「洗面設備の位置を変えたい」といった設備改修が必要になることがあります。
こうした水回り修繕では、現在の間取りだけで判断するのではなく、床下の給排水設備まで確認したうえで施工方法を検討することが大切です。
次は、押入れを活用して新しい洗面スペースをつくっていきます。
押入れ側へ給排水設備を延長
既存の洗面台を撤去して洗濯機置き場を確保する一方、洗面設備は別の場所へ移す必要がありました。
そこで今回活用したのが、壁の裏側にあった和室の押入れです。
押入れの一部を解体して設備を設置できるスペースを確保し、床下の既存配管を確認しながら、新しい洗面スペースまで給排水設備を延長していきます。
水回り設備を移設するときは、設置する場所だけでなく、給水と排水をどのように接続するかが重要になります。特に排水は、既存配管の位置や床下のスペースなどを確認しながら経路をつくる必要があります。
今回は既存の間取りと床下空間を活用することで、洗濯機置き場を新設しながら、別の場所にも洗面設備を設置できるよう配管を整えました。
老人ホームや介護施設の水回り改修でも、洗面台の移設や設備の増設に伴って給排水配管の変更が必要になるケースがあります。
既存施設では設備を置きたい場所のすぐ近くに給排水があるとは限らないため、床下や隣接するスペースまで確認しながら施工方法を検討することが重要です。
床下の水道管を確認して給水設備を施工
排水経路を整えたあとは、洗濯機や移設する洗面設備へ水を送るための給水設備を施工します。
今回は床の一部を開口し、床下に通っている既存の水道管を確認しました。
既存の給水管を確認
床下の既存給水管を確認し、新しい洗濯機置き場と移設する洗面設備へ給水できるよう配管を施工します。
新しい排水経路を施工
既存の排水設備を確認し、新しい設備位置に合わせて塩ビ管で排水経路を整えました。
既存建物の水回りを改修する場合、設備を設置したい場所だけを確認しても、実際に施工できるかどうかは判断できません。
床下にどのように水道管が通っているのか、既存設備から新しい設置場所まで給水経路を確保できるのかを確認したうえで、必要な配管工事を行います。
今回のような洗濯機置き場の新設や洗面設備の移設では、給水と排水の両方を新しい設備位置に合わせて整えることが重要です。
老人ホームや介護施設でも、洗濯機の増設、洗面台の移設、水栓の追加などに伴い、床下の給排水設備を変更するケースがあります。
見えている設備だけではなく、床下の配管まで確認することで、既存建物の条件に合わせた水回り改修につなげることができます。
次は、給排水工事と内装復旧を終えた室内洗濯機置き場をご紹介します。
室内洗濯機置き場が完成
給排水配管の施工後、床や壁などの内装を復旧し、室内に新しい洗濯機置き場が完成しました。
完成した室内洗濯機置き場
工事前はこの場所に洗面台があり、洗濯機はベランダに設置されていました。
今回、既存洗面台を撤去して給排水設備を変更したことで、室内に洗濯機を設置できるスペースを確保しています。
洗濯機用の水栓と排水口を設け、日常的に使用できる状態まで仕上げました。
今回の工事では、単に洗濯機を置く場所をつくるだけではなく、既存の間取りと床下の給排水設備を確認しながら、
・既存洗面台の撤去
・床の開口
・給水管の確認、配管工事
・排水経路の変更
・押入れ側への設備移設
・床、壁などの内装復旧
という工程で水回り全体を組み直しています。
高齢者が生活する建物では、設備そのものの新しさだけでなく、毎日どのような動線で使用するかも大切です。
今回のように屋外にあった洗濯機を室内へ移すことで、洗濯のたびにベランダへ出入りする必要がなくなり、日常の移動を減らすことができます。
既存建物でも、現在の間取りや給排水設備を確認することで、使い方に合わせた水回りへの変更を検討できる場合があります。
千葉市稲毛区の洗濯機置き場新設工事を終えて
今回の千葉市稲毛区での工事では、既存の間取りや床下の給排水設備を確認し、室内に新しく洗濯機置き場を設けました。
建物が建てられた当時と現在では、暮らし方や必要な設備も変わっています。
特に築年数の経過した建物では、現在の生活に合わせて設備の配置を見直すことが必要になる場合もあります。
今回のような工事では、設置する場所を決めるだけでなく、既存の給排水管や室内のスペース、洗濯機を使用する際の動線なども確認することが大切です。
賃貸住宅の原状回復でも、内装の張り替えやハウスクリーニングだけでなく、室内設備の状態に応じた工事が必要になることがあります。
建物の状態や用途に合わせて、必要な工事を考えることの大切さを改めて感じた現場でした。
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この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。


