定期清掃の契約書で確認したいこと|法人の作業範囲・解約条件・責任分担
2026/10/172026/10/17
法人の定期清掃を契約するとき、私が特に気にするのは、作業中に何かあった場合の責任についてです。
これまで小規模なお客さんとの取引が多かったこともあり、契約書の内容が原因でトラブルになった経験はありません。それでも、契約条件には気を使ってきました。
施設には高額な機材や設備が置かれていることもあります。清掃中に誤って床や設備を傷つけてしまったら、誰がどこまで責任を負うのか。清掃を請け負う立場として、曖昧にはしておきたくない部分です。
損害賠償保険への加入も欠かせないと考えています。保険に入っているかどうかだけでなく、どのような事故が補償の対象になるのかも確認しておきたいところです。
作業内容や清掃箇所についても、契約前に認識を合わせておく必要があります。床洗浄・ワックスや水回りの清掃など、何をどこまで請け負うのか。契約書と見積書で内容が食い違わないようにしたいですね。
もう一つ、私が気になるのは契約期間の縛りです。
大きな会社同士の取引なら、長期間の契約を結ぶこともあるのでしょう。ただ、小規模な法人にまで厳しい契約期間を設ける必要があるのか、少し疑問があります。
定期清掃を頼みたいと思っていても、何年も解約できない条件では、契約をためらう会社もあるのではないでしょうか。
私自身は、最低契約期間を設けず、解約する場合は1か月前に連絡をもらうような形を考えています。
契約書は、清掃会社だけを守るためのものではないはずです。
施設側も清掃会社側も、作業中の事故や契約終了時に困らないよう、必要な条件をあらかじめ確認しておく。
細かな条項を増やすことより、双方が納得できる契約内容になっているか。私はそこを気にしています。
この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。


