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入居者対応・業者手配・日程調整を外部化して業務効率化

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入居者対応・業者手配・日程調整を外部化して業務効率化

2026/09/07

目次


    入居者からの「お湯が出ない」で花子ちゃんの一日が始まる

    午前9時すぎ。

    管理会社でメールを確認していた花子ちゃんの電話が鳴りました。

    花子ちゃん

    賃貸管理会社の新人スタッフ

    はい、管理会社です。

    山田さん

    101号室

    花子さ〜ん。お湯が出ないのよ。

    一心ハイツ101号室に住む山田さんです。

    花子ちゃん

    お湯がまったく出ないですか?

    山田さん

    そうなのよ。昨日までは普通だったのに、今朝シャワーを使おうとしたら水しか出ないの。

    花子ちゃん

    山田さん、給湯器のリモコンに数字は表示されていますか?

    山田さん

    数字?ちょっと待ってね。メガネ取ってくるから。

    花子ちゃん

    はい……。

    山田さん

    花子さ〜ん、お待たせ。数字が出てるわよ。

    花子ちゃん

    何番と表示されていますか?

    山田さん

    小さくてよく見えないわねぇ。写真送った方が早くない?

    花子ちゃん

    そうですね。リモコンの表示と、できれば給湯器本体の型番が分かる写真もお願いします。

    山田さん

    給湯器って外にある四角いやつ?

    花子ちゃん

    はい。それです。

    山田さん

    分かったわ。見てくる。

    山田さん

    リモコンの写真は来た……。あれ?

    送られてきたもう一枚の写真には、給湯器ではなく玄関横の電気メーターが写っていました。

    花子ちゃん

    山田さん、これ給湯器じゃないです……

    再び電話します。

    山田さん

    あら違った?似たような箱がいっぱいあるのよ。

    花子ちゃん

    玄関を出て、もう少し下の方にありませんか?

    山田さん

    ちょっと待って。もう一回見てくるわ。

    これも、実際の修繕対応では起こり得る小さなやり取りです。

    一回一回は数分でも、こうした確認が複数の修繕案件で重なれば、担当者の時間は少しずつ削られていきます。

    数分後。

    今度は給湯器本体の写真が届きました。

    花子ちゃん

    これなら型番も分かる。よし、業者さんに確認してもらおう。



    山田さんから給湯器の写真が届き、ようやく修繕業者へ相談できる状態になりました。

    花子ちゃんは写真と聞き取った症状を整理して、普段依頼している設備業者へ連絡します。

    花子ちゃん

    一心ハイツ101号室で給湯器のお湯が出なくなっています。リモコンにエラー表示が出ています。型番と写真を送りますので確認をお願いします。

    業者

    確認します。年数も経っていそうなので、修理できるか交換になるか現地を見た方がいいですね。

    ここで業者へ連絡できたからといって、花子ちゃんの仕事が終わるわけではありません。

    次に必要になるのが、入居者と修繕業者の訪問日程の調整です。

    業者

    明日の午前中なら伺えます。

    花子ちゃん

    分かりました。入居者さんに確認します。

    花子ちゃんは山田さんへ電話します。

    花子ちゃん

    山田さん、業者さんが明日の午前中なら確認できるそうです。

    山田さん

    明日の午前中は病院なのよ。午後ならいるわよ。

    花子ちゃん

    分かりました。もう一度業者さんに確認します。

    電話を切り、再び業者へ連絡します。

    花子ちゃん

    入居者さんが午前中は難しく、午後なら在宅とのことです。午後は難しいでしょうか。

    業者

    明日の午後は別の現場が入っています。明後日の15時ごろなら可能です。

    もう一度、山田さんへ連絡します。

    花子ちゃん

    明後日の15時なら伺えるそうですが、ご都合はいかがですか。

    山田さん

    15時ね。それなら大丈夫よ。でも、お湯はそれまで出ないのよね。

    花子ちゃん

    そうですね。まず現地で状態を確認してもらいます。

    山田さん

    分かったわ。早めにお願いね。

    入居者

    部屋のドアが床に擦るようになったんですけど、見てもらえますか。

    花子ちゃん

    承知しました。状態を確認したいので、擦っている部分の写真を送っていただけますか。

    新しい修繕案件が一件増えました。

    さらにメールを見ると、昨日現地確認を依頼した別物件の修繕業者から、まだ見積が届いていません。

    花子ちゃん

    あっちの見積も確認しないと。


    河田課長

    花子さん。一心ハイツの給湯器どうなった?

    花子ちゃん

    明後日の15時に現地確認です。

    河田課長

    もう業者には頼んだんだよね?

    花子ちゃん

    現地確認は頼みました。でも、まだ修理になるか交換になるか分からないので、その後に見積です。

    河田課長

    なるほど。まだそこなのか。

    花子ちゃん

    はい。現地確認が終わったら見積をもらって、鈴木さんに確認して、それから工事の日程調整です。

    河田課長

    ……一件直すのに、結構やることあるな。

    花子ちゃん

    そうなんです。


    現地確認が終わっても、見積・オーナー承認・工事手配が続く

    明後日の15時。

    修繕業者が一心ハイツ101号室を訪問し、給湯器の状態を確認しました。

    現地確認が終わると、花子ちゃんのもとへ業者から連絡が入ります。

    業者

    給湯器本体の不具合ですね。年数も経っているので、今回は修理より交換の方がいいと思います。

    花子ちゃん

    交換ですね。見積をお願いします。

    業者

    分かりました。機種を確認して見積を送ります。

    花子ちゃん

    あれ。給湯器の見積、まだ来てないな。


    花子ちゃん

    先週確認していただいた一心ハイツの給湯器ですが、見積はいつ頃になりそうでしょうか?

    業者

    すみません。確認して今日中に送ります。

    花子ちゃん

    お願いします。

    花子ちゃん

    鈴木さん。一心ハイツ101号室の給湯器ですが、現地確認の結果、交換の提案が出ています。

    鈴木さん

    一心ハイツのオーナー

    修理じゃ難しいの?

    花子ちゃん

    年数が経っていて、本体の不具合なので交換を推奨するとのことです。見積も届いています。

    鈴木さん

    いくらくらい?

    花子ちゃん

    見積をお送りします。機種と工事内容も一緒に確認できるようにしておきます。

    オーナーにとって修繕費は物件経営に関わる支出です。

    そのため、管理会社が勝手に工事を進めるのではなく、必要に応じて不具合の状況・修繕内容・費用を説明し、承認を得てから工事へ進む必要があります。

    しばらくして、鈴木さんから連絡がありました。

    鈴木さん

    内容確認したよ。これで交換を進めてください。

    花子ちゃん

    ありがとうございます。業者さんと工事日を調整します。

    ようやく承認が取れました。

    ところが、ここでも花子ちゃんの仕事は終わりません。

    今度は業者へ発注し、工事可能日を確認して、再び山田さんの予定と合わせる必要があります。

    花子ちゃん

    給湯器交換の承認が取れました。工事はいつ頃可能でしょうか。

    業者

    機器の在庫を確認します。入荷できれば金曜日の午後なら行けます。

    花子ちゃん

    分かりました。入居者さんにも確認します。

    そして、また山田さんへ電話します。

    花子ちゃん

    山田さん、給湯器を交換することになりました。金曜日の午後なら工事できそうですが、ご在宅でしょうか。

    山田さん

    金曜日ね。午後ならいるわよ。今度こそお湯出るようになるのよね。

    花子ちゃん

    交換が終われば使えるようになります。

    山田さん

    じゃあお願いするわ。もう水のシャワーは若返りすぎるのよ。

    花子ちゃん

    ……業者さんに伝えておきます。

    河田課長

    花子さん。あの給湯器、もう終わった?

    花子ちゃん

    いえ。金曜日に交換です。

    河田課長

    まだ工事前なの?

    花子ちゃん

    はい。でも、ここまでで結構電話しました。

    河田課長

    工事は業者に外注してるのに、なんで花子さんがそんなに動いてるんだ。

    花子ちゃん

    業者さんにお願いしているのは、基本的に工事の部分ですから。その前後は私がやってます。


    同じ修繕案件を外部修繕窓口に任せるとどう変わる?

    河田課長は、ここまでの給湯器対応を見て疑問を持ちました。

    河田課長

    花子さん。これ、工事以外の部分をまとめて誰かに任せられないの?

    花子ちゃん

    入居者さんへの連絡や日程調整も含めてですか?

    河田課長

    そう。花子さんが業者と山田さんの間を何往復もしてるでしょ。


    山田さん

    今回は花子さんじゃないのね。

    杉野

    一心企画

    管理会社様からご依頼をいただいて、修繕の件でご連絡しました。今後の日程調整はこちらで進めます。

    山田さん

    そうなの。じゃあ、空いてる日をあなたに言えばいいのね。



    花子ちゃん

    鈴木さん。現地確認が終わり、給湯器交換の見積が出ました。内容をお送りします。

    鈴木さん

    分かった。確認するよ。

    鈴木さんから承認が取れれば、その後の工事日程調整や業者への連絡を再び外部修繕窓口へ戻します。

    河田課長

    なるほど。花子さんの仕事を全部外に出すわけじゃないんだね。

    花子ちゃん

    はい。私たちが判断するところは残ります。でも、その間の連絡や手配をずっと追いかけなくてよくなります。



    まとめ|修繕一件を最後まで持つ窓口が管理会社の業務効率化につながる

    給湯器の交換工事が完了しました。

    一心企画では、工事が終わった時点で対応を終えるのではなく、施工前・施工後の写真と修繕内容を整理し、写真付き完了報告書として管理会社へ提出します。

    花子ちゃん

    給湯器の交換、完了しました。写真付きの報告書も届いています。

    鈴木さん

    施工前と施工後が分かるから確認しやすいね。これなら何を交換したのかも分かるよ。花子さんには安心して管理を任せられるよ。

    花子ちゃん

    ありがとうございます!!!

    花子ちゃんが業者へ完了写真を催促し、届いた写真を整理して、一からオーナーへの報告資料を作る必要もありません。

    河田課長

    花子さん。今回、前みたいに何度も業者へ電話してなかったね。

    花子ちゃん

    はい。見積や承認の確認はしましたけど、入居者さんとの日程調整や業者さんへの連絡をずっと追いかけなくて済みました。

    河田課長

    なるほど。修繕が減ったんじゃなくて、花子さんが触る回数が減ったんだね。


    山田さん

    花子さ〜ん。お湯ちゃんと出るようになったわよ。

    花子ちゃん

    よかったです!

    山田さん

    でも今回は花子さんから全然電話こなかったわね。ちゃんと仕事してたの?

    花子ちゃん

    ……してました。

    河田課長

    それ、業務効率化できたってことだな!



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    このコラムを書いた人|一心企画 杉野陽一

    千葉県船橋市を拠点に、老人ホーム・介護施設など法人施設の日常修繕をサポート。定期巡回・現地確認・点検から、業者手配、日程・工程調整、完了確認、写真報告まで、施設の修繕管理に関わる実務を一つの窓口で対応しています。


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