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賃貸管理会社の修繕業務を外部委託する方法

修繕業務を外部委託する方法

2026/09/07

目次



    「換気扇がおかしい」の一言から仕事が始まる

    一心ハイツを管理している花子ちゃんのところへ、101号室の山田さんから電話が入りました。

    山田さん

    101号室

    花子さ〜ん、ちょっといい? 換気扇が最近ね、前より音が大きい気がするのよ。

    花子ちゃん

    賃貸管理会社の新人スタッフ

    換気扇ですね。動かしたときだけ音がしますか?

    山田さん

    そうなの。でもね、吸い込みも前より弱い気がするの。ティッシュ当ててみたんだけどね……

    山田さん

    さっきの写真、暗かったから撮り直したわよ。


    花子ちゃん

    業者さんが水曜日の午前中なら伺えるそうですが、ご都合はいかがですか?

    すると、

    山田さん

    水曜日は病院なのよ。木曜日なら午後はいるわよ。

    山田さん

    金曜日? 午前ならいるけど、午後は買い物なのよ。



    「待っている案件」が増えると修繕業務はさらに複雑になる


    必要なのは「工事業者」だけとは限らない


    入居者への連絡・症状確認だけでも修繕担当者の仕事は増える

    山田さん

    花子さ〜ん、換気扇だけじゃないのよ。玄関のドアも最近ちょっと重いの。

    花子ちゃん

    山田さん……今日は換気扇のお話でしたよね?

    山田さん

    そうよ。だからついでに言っておこうと思って。

    河田課長

    花子さん、その入居者への聞き取りも、写真の確認も、全部自分でやってるの?

    花子ちゃん

    はい。このあと業者さんにも症状を説明して、現地確認の日程も聞きます。


    花子ちゃん

    換気扇は設備屋さんとして……玄関ドアは誰にお願いしよう。

    そこへ河田課長。

    河田課長

    いつもの業者さんは?

    花子ちゃん

    今月いっぱい予定が埋まってるそうです……


    修繕業者が見つかっても「管理会社の仕事」が減るとは限らない

    河田課長

    業者は見つかったのに、花子さんの電話は全然減ってないね。

    花子ちゃん

    工事はお願いできるんですけど、調整はこっちなんです……

    管理会社が本当に減らしたいのが修繕に付随する実務なら、業者の数だけではなく、入居者対応から完了報告まで誰が案件を管理するのかを見ることが重要です。


    入居者と修繕業者の日程調整で案件が止まりやすい

    業者が決まったら、次は入居者と修繕業者の訪問日を合わせる仕事が始まります。

    業者から「火曜日なら行けます」と返事が来ても、入居者が不在なら訪問できません。

    花子ちゃん

    山田さん、火曜日の午後はいかがですか?

    山田さん

    火曜日はダメなのよ。木曜日なら午前中はいるわ。

    業者へ確認すると、

    「木曜日は別現場です」

    また山田さんへ連絡です。

    その様子を見ていた河田課長。

    河田課長

    花子さん、さっきから工事じゃなくて予定表と戦ってない?

    花子ちゃん、それが一番怖い。



    現地確認・見積が終わってもオーナー承認が待っている

    現地確認が終わり、業者から見積が届いても、修繕案件はまだ終わりません。

    管理会社は見積内容を確認し、必要に応じてオーナーへ**「なぜこの修繕が必要なのか」**を説明します。

    一心ハイツのオーナー・鈴木さんからも確認が入りました。

    花子ちゃん

    現地確認では経年劣化が見られて、今回は交換した方がよいという判断です。写真も一緒にお送りしますね。


    複数業種が絡む修繕ほど管理会社の調整業務は増える

    山田さん

    せっかく来てもらったから、こっちも見てもらっていい? あとね、前から気になってたところが……

    河田課長

    これ、業者が5社になったら、花子さんも5人必要になるんじゃない?

    花子ちゃん、それは困ります。



    次は、工事が終わってから待っている完了写真の確認とオーナーへの報告です。


    工事完了後は写真付き完了報告書を管理会社へ提出

    花子ちゃん

    工事は終わったけど、鈴木さんに報告する資料を作らないと……

    一心企画では、施工して終わりではなく、施工前・施工後の写真と修繕内容を整理した「写真付き完了報告書」を管理会社へ提出します。

    管理会社は、その報告書を使ってオーナーへ修繕結果を説明できます。

    鈴木さん

    施工前と施工後が並んでいると、何を直したのか分かりやすいね。


    河田課長

    花子さん。工事は業者に外注してるのに、なんでこんなに仕事が残ってるの?

    花子ちゃん

    業者さんにお願いしているのは、基本的に工事の部分だからです。その前後は私がやってます。


    河田課長

    なるほど。業者を増やすんじゃなくて、修繕案件を持ってもらう窓口を増やすってことか。


    まとめ|修繕案件を担当者の机から一件減らす

    花子ちゃん

    終わった……。今回は途中から全部追いかけなくてよかった……

    そこへ電話が鳴ります。

    花子ちゃんが電話を持ったまま、河田課長を見ます。

    河田課長

    ……次も窓口にお願いしようか。

    鈴木さん

    今回みたいに報告書までまとまっているなら、僕も確認しやすいし、安心して管理を任せることができるよ!

    修繕はなくなりません。

    だからこそ、修繕案件が発生するたびに担当者がすべてを抱え込まない仕組みをつくることが重要です。

    工事だけを外注するのではなく、修繕業務そのものを外部へ委託する。

    一心企画は、賃貸管理会社の外部修繕窓口として、担当者の机から修繕案件を一件ずつ減らしていきます。



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    このコラムを書いた人|一心企画 杉野陽一

    千葉県船橋市を拠点に、老人ホーム・介護施設など法人施設の日常修繕をサポート。定期巡回・現地確認・点検から、業者手配、日程・工程調整、完了確認、写真報告まで、施設の修繕管理に関わる実務を一つの窓口で対応しています。


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