八千代市の法人床清掃|古い床材を前にして慎重になる理由
2026/10/21
「この床は、あまり触りたくないな」
清掃の見積もりに伺ったとき、そう感じる床があります。
汚れがひどいからではありません。床材そのものに不安があるときです。
無垢材のような自然素材の床を見ると、私はまず洗剤や薬剤を使っても大丈夫なのかを考えます。
材質や表面の仕上げによっては、シミや変色が起きる可能性があります。一度変色させてしまえば、簡単には元に戻せません。
実際、こうした床では薬剤を使わず、水拭きだけにとどめたこともありました。
見積もりの段階で、お客様にはその理由を説明します。
理由を聞けば納得してくださる方がほとんどです。ただ、お客様が求めているのは、もっときれいになること。水拭きだけでは希望する仕上がりにならないため、そのまま話が流れることもありました。
私自身、正直に言えば、あまり積極的に引き受けたい仕事ではありません。
もう一つ気になるのが、古い床材の剥がれです。
Pタイルや長尺シートなどの床材が浮いたり、端から剥がれかけたりしていると、洗浄時の水分や薬剤が隙間に入り込むことがあります。
清掃したことで剥がれが広がってしまっては困ります。
そうした場合は、先に補修や張り替えをおすすめすることもあります。
とはいえ、店舗や事務所を管理されている方にも予算があります。床のためだけに大きな費用をかけるのは難しいという事情も理解できます。
それでも清掃を希望される場合には、作業によって起こり得ることを説明し、見積書の備考欄にも注意事項を記載しています。
剥がれている箇所については、原則として清掃範囲から外すことが多いですね。
無理に触って状態を悪くしたくないというのが本音です。
床材の種類をお客様に確認することもありますが、テナントの場合、詳しい資料をお持ちでないことも珍しくありません。
経験があれば、何でも判断できるわけではないんです。
古い床は、実際に作業してみないと分からない部分もあります。だからといって、何も考えずに洗浄を始めることはできません。
きれいにすることだけが清掃の仕事ではないと思っています。
今ある床をこれ以上傷めないこと。必要であれば清掃ではなく補修を提案すること。それも現場を管理するうえで大切な判断です。
八千代市で店舗や事務所などの床清掃をお考えの方も、古い床材の状態が気になる場合は、一度ご相談いただければと思います。
関連記事はこちら
■千葉市の歯科医院清掃で感じた、院長とスタッフの立場の違いでは、実際の清掃経験を通して感じた、院内環境の管理やスタッフの負担についてお話ししています。
■市川市の店舗清掃|床洗浄・ワックス作業で営業への影響を気にした経験では、お店の営業に支障を出さないために、現場で考えたことをお話ししています。
■船橋市のビルメンテナンス|見積もりで気づいた清掃範囲の認識違いでは、作業範囲を確認する大切さについて、現場で感じたことをお話ししています。
★清掃を外部に任せたいと思っても、業者選びや費用、作業内容、契約後の対応など、気になることはいろいろあります。
法人向け清掃のお悩みガイドでは、そんな法人担当者の疑問や不安を取り上げています。
この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。

