清掃業者が仕事を断る理由|高単価でも引き受けなかった実体験
2026/10/172026/10/17
清掃の仕事をしていると、せっかくお問い合わせをいただいても、お断りすることがあります。
以前、スポット清掃の依頼をいただき、現地確認に行ったときのことです。
実際に部屋を見てみると、想像していた以上に汚れがひどい状態でした。
カビや汚物、ゴキブリなどの害虫もいて、レンジフードは油汚れがかなり蓄積していました。
特にレンジフードについては、清掃するよりも交換した方がいいと感じるほどでした。
スポット清掃なので、作業内容によっては高い金額のお見積もりになることもあります。
ただ、この現場に関しては、たとえ高い金額をいただいたとしても、厳しいと思いました。
理由は、作業が終わったあとにクレームや手直しが発生する可能性が高いと判断したからです。
時間と人手をかければ、ある程度きれいにできる部分もあったかもしれません。
でも、お客様が求めている仕上がりまで持っていけるかと考えると、簡単に引き受けるわけにはいきませんでした。
結局、レンジフードなどの設備交換をおすすめすると同時に、うちでは対応が難しいことを正直にお伝えして、お断りしました。
仕事をいただけるのはありがたいですし、経営している以上、売上も大切です。
それでも、金額が高いからという理由だけで仕事を受けることはできません。
無理に引き受けて、お客様にご迷惑をかけることは避けたいですし、一緒に現場で働く協力業者にも負担がかかります。
仕事を断るという判断には、お客様に対する責任と、自分たちを守るという両方の意味があると思っています。
清掃で対応できることもあれば、交換した方がいいこともある。
現場を見て、難しいものは難しいと伝える。
これも、清掃の仕事を続けていくうえで必要な判断だと感じています。
この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。

