【基本編】賃貸オーナーは要確認!?リフォーム・リノベーションと原状回復で工夫できる事とは?
2024/04/072024/04/07
■【基本編】賃貸オーナーは要確認!?リフォーム・リノベーションと原状回復で工夫できる事とは?
こんにちは!
本日は、東京23区、千葉県北西部に賃貸マンション・アパートなどの不動産を所有しているオーナー様(大家さん)のために、退去後のリフォーム・リノベーション、原状回復時に工夫できることの基本編として投稿いたします。
現場の知恵を公開します。
是非参考にしてくださいね!
■本日のテーマのポイント
【退去をチャンスと捉える】
退去後の原状回復やリフォーム・リノベーションを行うにあたって、その間に色々な目の付け所やヒントがありますので、まずはこちらをご紹介させていただきます。
●効果の高いプチリフォームとは
●時代と共にニーズは変わる
●生活の中にあるヒント
●まとめ
■今までの原状回復やリフォーム・リノベーションでこんな事を感じたことはありませんか?
「リフォームしたけど・・・なんとなくパットしない・・」
「なんとなくリフォームしたけれどピンとこない・・」
「なんかおかしい・・」
このように感じたことはないでしょうか?
浴室やキッチン・洗面、トイレなどの水回り。
押入れや照明、水栓の交換や鏡交換。
などなど。
今回のテーマの退去をチャンスに捉えるということは、
・現在の室内の様子を確認できる
・ご自身の目で確認する
・管理会社まかせにしないで、隅々までチェックする
このように、ご自身が住むとしたらという目線を忘れない事は非常に大切です。
ご自身の部屋だと思ってみてみると・・
・設備の耐用年数が過ぎていて老朽化していたり
・クロス(壁紙)や床が剥がれていたり
このように、「ちょっとした投資で大きな変化や効果が得られることはないかな」
「ちょっとしたリペア(補修)で見栄えがよくならないかな」
が見えて来るものです。
例えば、シューズボックス(下駄箱)などが剥げや傷がついていないかなど、ちょっとしたリペアをしておくことで、大きく見栄えが変わってきます。
このようなちょっとした投資で見栄えをよくすることは非常に大切です。
■成功事例
【収納内の染み】
収納内に染みがあると荷物を置きたいでしょうか?
本能的に拒否する人がほとんどだと思います。
このような場合は、ベニヤの上貼りや増し張りをするだけで解決します。
ポイントは張替えると高額になるため、このように上貼りや増し張りで対応することでコストを抑えることができます。もう一つの施行方法として、CF(クッションフロア)を貼る方法もあります。
【水回りのコーキングのカビ】
浴室やキッチン洗面などに使用されているコーキングに色素沈着した黒カビはハウスクリーニングで完全除去できない場合が多いです。
高価な作業費ではないので、黒カビが目立つ場合はコーキングを打ち直しをすることで清潔感を取り戻すことができます。
【タイル目地の油汚れやカビ】
タイル目地の油汚れや黒カビも完全除去ができない場合があります。
目地の入れ直し(タッチアップ)をすることで、見た目が全く変わり清潔感がアップし案内時に良い印象をあたえることができます。
キッチン周りのタイルがどうしても古臭く感じる場合は、キッチンパネル貼りという施行方法もあります。
キッチンパネルは油汚れなどがついても清掃しやすいという利便性があるのが特徴です。
なによりも古臭さがなくなるので、築古物件を所有している大家さんはおすすめです。
■残念な事例
上記で成功事例を紹介しましたが、残念な事例も載せることにしました。
残念な事例を知ることは非常にためになるためです。
【水栓交換】
古いキッチンの水栓はツーハンドルが多いです。
賃貸グレードのシングルレバーの混合水栓に交換するだけで近代的な印象になり使い勝手が変わってきます。
【洗濯置き場の水栓】
古い蛇口タイプの蛇口式は新しくしても今どきではありません。
色々なデザインがありますが、「止水升付き水栓」が主流です。
洗濯機を動かしたり、地震などが原因で接続部分が外れてしまうと、水浸しになり大惨事です。
2階以上のお部屋になると漏水などが起こる可能性があり、最悪下階の天井部分にも水が回ってしまうこともあります。クレームなどにも繋がる例を見てきたので、古い蛇口タイプは見た目、使い勝手も含めて止水升付き水栓に交換
することをおすすめします。
なにもりも大家さんも安心できますからね。
【洗濯置き場の水栓の高さ位置】
洗濯置き場の水栓は、築年数が新しい物件を除き、洗濯パン(防水パンともいう)から1,050mmの位置に設置されている場合がほとんどです。
スタンダードで使用されている、一層式の洗濯機は高さが、950mm~1,000mmになりますが、今はやりのドラム式洗濯機は、大型化されており高さが1050mm~1,100mmが主流になってきます。
一層式の洗濯機なら水栓の位置は問題ありませんが、ドラム式になると水栓を超えてしまうということです。
このようなドラム式洗濯機の場合は、洗濯パンから1,350mmほどの位置に水栓をもってこないと置けなくなってしまいます。
1Rや1K間取りの単身者向けの物件でドラム式の洗濯機を置く人は少ないと思いますが、2DK・1LDK・3LDKや戸建てなどのファミリー層向けの物件の場合は、せっかく立地やお部屋を気に入ってもらったのに、洗濯機をおけないことが理由で契約にいたらないこともあります。
せっかくリフォーム・リノベーションしてきれいにしたにも関わらず非常にもったいないですね・・
このように時代とともにニーズは変わってきているのです。
■こんな体験があなたの賃貸経営には役に立ちます
【日常生活での困った・・】
煩わしいと感じたことを覚えておくことを覚えておくことが賃貸経営に役に立ちます。
【旅行で訪れた宿や、シティホテルやビジネスホテルを利用したときに感じた残念なところ】
例えば梅雨時期の洗濯物。
突然の雨で室内に洗濯ものを取り込んでも、半乾きの洋服の置き所に困った経験がありませんか?
このような場合、室内でも洋服を乾かせる環境を作ってあげることが大切です。
今は室内に簡単に取り付けられ、ワイヤー式で10キロくらいまでなら、対応している室内の壁付けの物干しも各メーカーよりたくさん出てきています。
最近は浴室乾燥機などが付いている物件も増えてきていますが、電気代が高騰しているため、室内物干しは入居者からしてもありがたいアイテムになります。案内時のアピールにもなりますね。
【眼鏡台付きタオルハンガー】
朝起きて洗面所で顔を洗う時に、眼鏡置き場があるとちょっとした便利になります。
私は目が悪いため眼鏡を使用しているのですが、顔を洗うとき眼鏡置き場に困ります。
洗面所に眼鏡を置けることは眼鏡ユーザーからしたら非常に便利です。
【小物置台ペーパーホルダー】
現代人はスマホを手放せない人が多いです。トイレにも持って行きます。
用を足しているときにスマホ置き場があるのも非常に便利です。
このように生活の中にあるヒントを探し、対応していくことで入居者希望者に選ばれるお部屋になっていくことになります。
なによりも、ちょっとした気遣いが好印象になってくるのです。
■まとめ
【賃貸住宅は特別なものではない】
人が家賃を支払って生活をする場所。
旅館やホテルに行ったら宿泊費を支払います。
サービスに期待します。
旅館やホテルはお客さまが満足していただけるように努力します。
入居者さまも家賃を支払っています。
普通に生活できる環境を求めます。
同じ家賃でもよりよい環境の良い物件を探し、選びます。
そのため家主は入居者が満足してくれるよう努力が必要になってきます。
【賃貸経営成功のためのヒント】
ご自身が住みたいと思える環境作り。
リフォーム・リノベーション、原状回復工事は、日頃の気づきと知恵と工夫。
■最後に
この記事は、東京23区、千葉県北西部エリアで戸建てやマンション・アパートを所有する大家さんのために投稿しました。ご存知だと思いますが、日本は人口減少社会に突入しています。
しかし、大手ハウスメーカーは相続税の影響で新築のアパートなどを立て続けており、増加傾向にあります。
そのためこれからの時代の大家さんは、新築物件や近隣ライバル物件に負けないためにもちょっとした知恵や工夫が必要です。この記事があなたの参考になりましたら幸いです。
私のブログはリフォーム・リノベーションをメインに大家さんのためになる記事を投稿しています。
よろしければまた見にきてくださいね!
それではまた!