退去後のアパートの臭いがすごい・・ペット可物件でやるべき原状回復とは?
2024/03/312024/04/04
■退去後のアパートの臭いがすごい・・ペット可物件でやるべき原状回復とは?
こんにちは!
この記事は、退去後に「ペット可物件」のやるべき原状回復やリフォームについて投稿しました。
近年のペットブームにのり、空室対策の一つとしてペット可で貸し出している大家さんも多いと思います。
しかし、とくに気になるのは「ペット臭」や室内の「損傷」ではないでしょうか?
現時点で、ペット可で貸し出している大家さん。
これからペットOKにするか検討している大家さん。
は退去後の原状回復やリフォーム時の参考にしてくださいね。
■ペット可物件。やるべき原状回復とは?
それでは、退去後に原状回復するためには、どのような箇所をリフォームすればよいのでしょうか?
まずは、必要な個所をまとめてみました。
・クロス・壁紙の貼り換え
・フロアタイル・クッションフロア・ソフト巾木の張り替え
・畳、襖、障子の新設(交換)・表替え
・リペア(補修)
・オゾン脱臭
・ハウスクリーニング・エアコンクリーニング
1つずつ解説していきます。
■クロス・壁紙の貼り換え
室内でワンチャン、ネコちゃんを飼育しているとどうしても獣臭が、クロスに染み込んでしまいます。
壁にオシッコなどの排泄物をしてしまうこともあるため、張り替える必要がある場合がほとんどになります。
この臭いはハウスクリーニングでは除去する事ができません。
壁にできたひっかき傷も補修が難しいため、張り替える必要があります。
■フロアタイル・クッションフロア・ソフト巾木の張り替え
これらの床材も張替えや交換の必要があります。
クロス同様、ひっかき傷から排泄物などが染み込んでしまい、臭いが下部まで回ってしまっているためです。
床材の重ね張りをすれば見た目はキレイになり、一時的にニオイはおさまりますが、時間と共に臭いがあがってきます。
その時には、当初より強烈なニオイになっているため、退去の原因になってしまうことも考えられます。
重ね張りでは匂いが悪化するため、必ず張替えをする必要があります。
■畳、襖、障子の新設(交換)・表替え
和室のお部屋があり、ペット臭や爪痕による傷が激しい場合は、交換や表替えが必要になってきます。
リフォーム業者に、
交換しなければ臭いがとれないか?
表替えでも問題がないか?
を確認するようにしましょう。
■リペア(補修)
床材がフローリングの場合、貼り換えになると高額なリフォーム費用になってきます。
そのため、爪痕などによる目立つ傷はリペアで対応することにより、コストをおさえられます。
柱などのひっかき傷もリペアで処置する場合がほとんどです。
信頼のおけないリフォーム業者ですと、利益確保のため張替えを進めてくることがあるので気を付けてくださいね。
■オゾン脱臭
外と知られていないのですが、強烈なペット臭がするお部屋に有効です。
クロスや床材を剥がし、貼る前にオゾン脱臭・消臭をすることでよりペット臭をある程度除去する事ができます。
■ハウスクリーニング・エアコンクリーニング
ハウスクリーニングは言うまでもありませんが、エアコンの分解クリーニングも必須になります。
ペットを飼育していうお部屋のエアコンは内部の黒カビだけではなく、毛玉などの詰まりで獣臭が充満しています。
分解クリーニングをすることで、毛玉・臭いの除去、さらには故障防止になりエアコン寿命をのばすことにもつながります。
フィルターのみの洗浄では、ペット臭を除去する事はできないので分解洗浄は必須になってきます。
■まとめ
ペット可物件でやるべき原状回復とは、
・クロス・壁紙の貼り換え
・フロアタイル・クッションフロア・ソフト巾木の張り替え
・畳、襖、障子の新設(交換)・表替え
・リペア(補修)
・オゾン脱臭
・ハウスクリーニング・エアコンクリーニング
■最後に
年はペット人気の影響もあり、空室対策の一つとしてペット可で入居募集している大家さんが増えているように感じます。
空室対策としてペット可は非常に効果があることは事実です。
しかし、通常の原状回復に比べると費用がかかる場合がほとんどです。
どのような原状回復やリフォームが必要か?
を把握しておくことにより、予算も立てやすく契約時に管理会社や客付け業者との取り決めにも役に立ちます。
また、「ペット可」で募集をしていても、次の入居者がペットを飼わない可能性もあります。
柱などの傷が原因で退去になることはないと思いますが、臭いが原因で早期退去になった大家さんをたくさん見てきました。
賃貸経営は快適な物件を提供し、長く住んでもらい適正な家賃をいただき成り立つビジネスです。
臭いが原因で早期退去にならないように、参考にしてください。
それではまた!