都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?
2024/04/062024/04/06
■都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?
こんにちは!
私のブログは、マンションやアパートを所有する大家さんのためになる記事を投稿しています。
本日は、「都市ガスとプロパンガスの違い・見分けかた」
などを投稿します。
参考にしてください。
■都市ガスとプロパンガスの違い
1.ガスの供給方法
・都市ガスは、地下に埋め込まれたガス導管を通じて各家庭に運ばれる供給方法になります。
ガスボンベは不要です。
・プロパンガスは、それぞれの住宅に配置されたガスボンベから供給されます。
敷地内などにガスボンベがあれば、その物件はプロパンガスを使用しています。
2.見分け方
以下のポイントを確認する事で都市ガスとプロパンガスを見分けることができます。
・敷地内にガスボンベがあればプロパンガスを使用しています。
ガスボンベは月に数回、ガス業者によって配送・設置・交換されています。
・都市ガスは地下に埋め込まれた導管を通じて供給されるため、敷地内にガスボンベがなければ都市ガス物件である可能性が高くなります。
■検針票
検針票に記載されている使用場所番号で判断できます。
都市ガスは10ケタ、プロパンガスは17ケタという違いがあります。
■ガスメーター
プロパンガスのメーターには液晶表示があり、都市ガスにはありません。
エラーメッセージも異なります。
■ガス漏れ警報器の位置
都市ガス用の警報機は室内の天井から30㎝以内、壁面に設置されます。
プロパンガス用の警報機は床面から30㎝以内、壁面に設置されます。
これは、ガス漏れが起こると、都市ガスは空気より軽く天井部にたまるためです。
逆にプロパンガスは空気より重いため、床部にたまるため、警報機の設置位置が異なる理由になります。
■ガス機器のシール
ガスコンロやガス給湯器には、ガス機器の情報が記されたシールが貼りつけられています。
この表記から判別ができます。
■ガスホースの色
意外と知られていないのですが、都市ガスは白いホース、プロパンガスはオレンジのホースが使用されています。
■賃貸経営は都市ガス、プロパンガスどちらが人気?
これは単純に使用費用の安い都市ガスになります。
現代はネット社会。
物件を探している入居希望者は、都市ガスよりもプロパンガスの方が使用料が高いことを知っているためになります。
■プロパンガスから都市ガスへの変更する工事費用は?
プロパンガスから都市ガスに変更するには、敷地内のガス導管の引込工事費とガス機器の交換・設置が主な費用になります。
引込工事の費用は、ガス本管がある公道からガスを引き込む敷地窓の距離によって、大きく変わってきます。
ガス導管の長さ1mあたり1~2万円の計算で、平均10~15万円程度とされています。
ただし、ガス導管は全国的に展開されているわけではなく、設置されていないエリアも多いです。
あなたの所有する物件のガス導管状況によっては、導管の引込み工事ができない場合もあるのでご注意くださいね。
1社だけではなく、複数社にお見積りを取る事も忘れずに。
※プロパンガスを使用している大家さんは必ず下記の「関連記事はこちら」確認してください。
2025年より経済産業省の指導の下、料金改正があります。
賃貸経営に「大きく影響」すると言われています。
■最後に
私は東京23区、千葉県北西部エリアをメインに賃貸マンションやアパートを所有している大家さん専門でリノベーションサービスを提供しています。
そのため、多くの不動産オーナー様とのお付き合いがあるのですが、空室がなかなか埋まらない特徴の一つとしてプロパンガスを使用している物件が多い傾向にあります。
入居者側からするとガス代は日々発生するコストになるのが大きな理由になります。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
それではまた!