【空室対策・リノベーション和室編】押入れの「中段」は必要か?
2024/03/312024/04/02
■【空室対策・リノベーション和室編】押入れの「中段」は必要か?
こんにちは!
今回の記事は、「和室の中段部分は必要か?」をテーマに投稿します。
この記事を読んでいるあなたは、アパートやマンションの大家さんだと思います。
是非参考にしてください。
■和室の押入れの中段は必要なのか?
あなたの物件を見学に来た内見者が、和室の押入れの中を見るとどのように感じるのでしょうか?
とくに築古のアパートに多く見られる和室の中段。
これは、はっきり言ってしまうと「時代遅れの収納です」
現代の人は布団派ではなくベッド・マット派がほとんどになるためです。
ひと昔前まで日本は「布団をたたんでしまう」という文化が定着していましたが、無くなりつつある文化です。
そのため、せっかくの内見者にいい印象をもってもらえないことになるのです。
■現代人が使い勝手のよい押入れのリノベーションとは?
それでは昔ながらの押入れはどのようなリノベーションを施せば使い勝手がよくなり、今どきの入居者に受け入れられるのでしょうか?
それは、中段部分を解体撤去することです。
中段部分は床下から90㎝ほどなので、解体することにより天井まで約180㎝のスペースを確保することができます。
押入れ内の壁や天井はベニヤ張りの場合がほとんどで、見栄えがよくありません。
しかし、塗装・クロスを貼ることで見違えるほどキレイになります。
パイプハンガーを取り付けることにより、コートなどの丈が長い洋服の収納も可能になり、押入れの大きさによっては、収納棚を設置する方法もあります。
中段部分を解体しても、布団も収納できるところもポイントです。
■賃貸の和室リノベーションはどのような方法があるの?
賃貸物件向けで入居付けにつながる、人気のリノベーションをご紹介します。
■予算が厳しいので和室をそのまま残す
・畳が腐っている場合は枚数交換。
・すべての畳の表替え。
・襖・障子の張替え。
・クロス・壁紙の貼り換え
・室内塗装
これらは最低限のリノベーションになります。
賃貸グレードの材料を使用することで、安価で仕上げることができ、近年、賃貸グレードとはいえ襖もオシャレな柄がたくさんあります。
襖をクロスで仕上げる方法もあり、高額な費用にはなりません。
■予算が取れるため、思い切って和室を洋間に変更
・既存畳・襖・障子を撤去
・下地組み、補強
・カーテンレール交換
・スイッチプレート交換
・クロス・壁紙の貼り換え
・室内塗装
フローリング・フロアタイル・クッションフロア仕上げにより費用が変わってきます。
材料、廃棄物もでるため、それなりの費用、日数がかかってきます。
和室のリフォーム・リノベーションはこの二つの方法が主流になります。
賃貸専門の原状回復専門業者や工務店によりリフォーム費用がまちまちなので、いちど複数の業者に見積もりをとることをお勧めします。
■まとめ
・和室の中段は入居者に人気がない
・現代人が使い勝手のよい押入れのリノベーション
・賃貸の和室のリノベーション方法
■最後に
築古アパートの和室を洋間に変更するリノベーションは非常に増加しています。
和室は人気がなく、洋室での生活が現代人のライフスタイルになりつつあるためです。
その為和室を洋間に変更するか検討している大家さんも多いと思います。
上記で解説したように、洋間に変更への工事はそれなりの費用がかかってきます。
どうせ費用をかけるなら、「ここに住みたい!」と思ってもらえるリノベーションを施さないと意味がありません。
空室対策は様々な手法がありますが、「入居者の立場になって考える」が基本です。
この記事があなたの役に立てばうれしいです。
私は大家さん専門で定額制のリノベーションを提供しています。
ご興味がありましたらご相談くださいね!
それではまた!