【大家さんは要確認】空室対策に影響?アパート共用部は清潔に保ちましょう。
2024/03/302024/04/02
■空室に影響!?アパート共用部は清潔に保ちましょう。
こんにちは!
本日は、空室対策に忘れられがちな共用部について解説していきたいと思います。
アパートやマンションを所有する大家さんは参考にしてください。
空室対策と聞くと、どうしても内装に目が行きがちですが、見逃してはいけない必須項目として、
「共用部のメンテナンス」があげられます。
ご存知だとは思いますが、共用部とは、「廊下・階段・ゴミステーション・駐車場・駐輪場」など、入居者みんなが使用する場所になります。
私は、仕事柄なのかプライベート時に、アパートなどの共用部に目が行ってしまいます。
・階段や廊下に、落ち葉などのゴミが散乱していないか。
・コケがはいていないか。
・照明や、廊下の天井・手すりにクモの巣がはっていないか。
・宅配ボックスがホコリまみれになっていないか。
・ゴミステーションや駐車場・駐輪場は清潔か。
・雑草ははいていないか。
・枝が伸び切っていないか。
・夜などは照明が切れていないか。
・野良犬、野良猫の糞が敷地内におちていないか。
・マナー違反がされていないか。
などをどうしても見てしまいます。
さらに外壁塗装の劣化状況まで・・
これは完全に職業病ですね・・
管理会社に管理委託をしている大家さんも多いと思いますが、「共用部まで確認ができていない」大家さんもいるのが現状で、お世辞でも清潔といえない物件がたくさんあります。
自身の物件から近隣にお住いの大家さんは、散歩がてら確認に行ったりできますが、遠方に物件がある場合は管理会社まかせになってしまっていると思います。
お仕事をしっかりとしてくれる管理会社であれば、共用部の写真を定期的に送ってくれますが、管理物件が多い、またはずぼらな管理会社は写真すら送ってくれません。
大家さん側からすると、せっかく「見込み客」が見学案内にきたのに、取り逃してしまっている可能性があります。
広告費をかけている場合はドブに捨てていることと変わりありません。
室内含め「共用部にも手が行き届いているか確認」してから、広告費用の支払いをすませ、入居募集を開始するべきです。
共用部のお手入れを疎かにすると、空室になってしまう確率が格段とあがってしまうことはご存知でしょうか?
見学者(入居希望者)は案内時に、室内はもちろんなのですが、「共用部のチェック」を必ず行っています。
大げさにいってしまうと、「立地や部屋は気に入ったけど、共用部が・・」
このように契約を逃してしまうことさえあるのです。
特に女性は、清潔感を重視する傾向が高いので男性に比べチェックが厳しいと言われています。
不衛生が原因で、
「変な人が住んでいるのかなぁ・・」
「引っ越しても家族や友達を呼ぶのが恥ずかしいなぁ・・」
など不安な気持ちになってしまい、せっかく立地やお部屋を気に入ってくれたとしても、
契約に至らなくなってしまうことさえあるのです。
最悪の場合、共用部のメンテナンス不足やマナー違反者が原因で、入居者が退去してしまうケースも・・
■自身にあった共有部の確認方法
ひと言に大家さんといっても、状況が違いますね。
状況を想定し解説していきたいと思います。
■近隣に住んでいて、定期的に物件まで確認にいける
物件の近隣にお住いの大家さんは、現地まで確認にいけます。
管理を委託している場合は、管理会社に気になったことを伝えることで解決します。
その際に写真をとって管理会社に提出すると効果的です。
自主管理の大家さんは、写真を撮って、掲示板など入居者がわかる箇所に紙面にて貼っておくこと、またはポストに投函することで、注意喚起ができます。
■遠方に住んでいるため物件までいけない
遠方に物件がある大家さんの殆どは、管理会社に管理委託をしていると思います。
管理会社経由で日常清掃業者をいれている場合は定期的な写真の提出をもとめてみましょう。
管理会社のフットワークが悪いときは、自身で探した日常清掃業者に切り替えることで、
直接業務報告をうけることができます。
ほとんどの業者は見積もり無料で対応しているので、気軽にお問い合わせができます。
■管理会社にまかせているため現状がわからない
自身の物件の共用部の状況がわからない大家さんもいることだと思います。
このような場合も、定期的に管理会社からの写真提出を促すか、自身で日常清掃業者を発注する事で現状の把握ができることになります。
■共用部の日常清掃業者の選び方。メリット・デメリットとは?
ここまで読んでいただいた、あなたは共用部のメンテナンスの大切さ、空室の対策に関係してくることをご理解いただけたと思います。
自分で、共用部を清掃できる大家さんは問題ないと思うのですが、
ほとんどの大家さんは、管理会社経由、もしくは自身で発注していることでしょう。
共用部の清掃を専門にしているのは、「日常清掃業者」になり、
大きく分けて二つの業者が存在します。
■シルバー人材派遣センター
シルバー人材センターは、近隣にお住いのお仕事を求めているご高齢者を派遣してくれます。
・メリット
安い。
後述しますが、民間企業よりはるかに費用が安いのが特徴で家主側のメリットになります。
・デメリット
クオリティにバラつきがある。
毎回同じスタッフが対応するとは限らないため、クオリティに差がでてしまいます。
また、高所作業(電球の拭き・交換・クモの巣除去)や年に数回必要な高圧洗浄(コケ取り)やポリッシャー洗浄などに対応していない場合がほとんどです。
専門職ではないので、見落としがありクレームを言いたくなってしまうことも。
簡単な、拭き掃き程度の作業と認識しておきましょう。
■民間企業
・メリット
専門的な道具を駆使しプ、クオリティが高い仕上がりにしてくれる。
仕事が早いため、入居者に迷惑がかからない。
業務報告をしてくれる。
・デメリット
シルバー人材派遣センターに比べると割高。
日常清掃業者を検討している大家さんは、
「クオリティ重視か」
「予算重視か」
をふまえ検討する事をオススメいたします。
■まとめ
・空室対策は室内だけではなく共用部のメンテナンスも重要
・共有部の確認方法
・日常清掃業者の選び方
■最後に
本日は、共用部を清潔に保つ事は重要であり、空室対策にも繋がる事を知ってもらいたく投稿しました。
全国の大家さんが空室を避け、満室にしたいと思うのは当然のことです。
賃貸経営は家賃を頂いて、成り立つビジネスですから。
これからの時代、人口減少が原因で、空室が増え続けると言われています。
これと比例して、新築物件は増加傾向にあります。
小さなところからでも近隣ライバル物件と差を付けることが大切です。
私は、リノベージョンをメインに東京23区、千葉県エリアを中心に大家さん専門でご提供しています。
予約制とはなっていますが、ご相談は無料になります。
お気軽に!