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入居者連絡・業者手配・進捗確認の負担を減らす方法

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入居者連絡・業者手配・進捗確認の負担を減らす方法

入居者連絡・業者手配・進捗確認の負担を減らす方法

2026/09/06

目次


    修繕1件なのに、なぜこんなに仕事が増える?


    山田さんから一本の電話

    一心ハイツを管理する花子ちゃんのところにも、101号室の山田さんから電話が入りました。

    山田さん

    花子さ〜ん、ちょっといい? 台所の換気扇なんだけどね、昨日から変な音がするのよ。

    花子ちゃん

    換気扇ですね。どんな音がしますか?

    山田さん

    どんなって……変な音は変な音よ。昨日の夜から。ちゃんと覚えてるから。

    花子ちゃん

    分かりました。一度確認できるように手配しますね。

    電話を切った花子ちゃん。

    これで受付は終わりました。

    しかし、修繕案件としてはここからが始まりです。


    「業者に連絡する」だけでは終わらない


    本当に負担になるのは「途中の仕事」

    山田さん

    花子さ〜ん。昨日の換気扇の件、覚えてる?

    ……山田さんは、もちろん覚えています。

    花子ちゃんの修繕業務は、まだ始まったばかりです。



    修繕受付で最初に確認すること

    花子ちゃん

    山田さん、換気扇は動いていますか?

    山田さん

    動いてるわよ。でも音がするの。前はこんな音しなかったもの。

    花子ちゃん

    いつ頃からですか?

    山田さん

    昨日の夜から。昨日って最初にも言ったわよ?

    花子ちゃん

    ……はい、ありがとうございます。

    山田さん、細かいところまでよく覚えています。

    しかし、このやり取りは決して無駄ではありません。


    不具合の状況によって対応方法が変わる


    入居者から写真をもらっても現地確認が必要なことがある


    「受付した案件」を次の人へ正確に渡す


    業者を手配しただけでは修繕案件は終わらない

    花子ちゃん

    入居中のお部屋なんですが、キッチンの換気扇から異音がするそうです。現地確認をお願いできますか?

    業者

    大丈夫ですよ。入居者さんはいつ在宅ですか?

    花子ちゃん

    ……確認して折り返します。

    ここで、また一つ仕事が戻ってきました。


    業者が決まっても現地確認までは進んでいない


    「○日にお願いします」だけでは決まらないこともある


    業者への「依頼済み」と「対応中」は違う


    修繕業者を探す時間も積み重なる


    入居者との連絡・日程調整が意外と大変

    花子ちゃん

    山田さん、換気扇の件ですが、業者さんが火曜日か木曜日なら確認できるそうです。

    山田さん

    火曜日は買い物に行くのよ。

    花子ちゃん

    では木曜日はいかがですか?

    山田さん

    木曜日は午後ならいるわよ。

    花子ちゃん

    分かりました。何時頃がよろしいですか?

    山田さん

    午後よ。

    花子ちゃん

    ……午後の何時頃でしょう?


    入居者と業者の予定が一度で合うとは限らない

    業者へ確認すると、

    「木曜日なら13時頃に伺えます」

    とのこと。

    これで決まったと思って山田さんへ連絡すると、

    山田さん

    13時? その時間はお昼食べてるわよ。

    花子ちゃん

    では14時頃なら……。

    山田さん

    14時ならいいわよ。最初からそう言ってくれればいいのに。


    電話に出てもらえないこともある


    日程調整は「一回」とは限らない


    管理会社がずっと伝言係になる必要はない

    山田さん

    花子さ〜ん。14時よね? 私、ちゃんと覚えてるからね。

    ……ええ。

    山田さんは忘れません。



    現地確認が終わっても、見積・オーナー確認で修繕が止まる

    業者

    異音は確認できました。年数も経っているので、今回は交換した方がよさそうですね。

    花子ちゃん

    分かりました。見積をお願いします。

    これで、その日の現地確認は終了です。

    ところが翌日。

    花子ちゃんの手元には、まだ見積が届いていません。


    「現調済み」で止まっている案件


    見積が届いたら、今度は内容を確認する


    オーナー確認中も案件は終わっていない

    山田さん

    花子さ〜ん。この前、業者さん見に来たでしょ?

    花子ちゃん

    はい。今、交換のお見積を確認しているところです。

    山田さん

    あら、まだ確認してるの?

    花子ちゃん

    オーナー様の確認も必要なので、もう少しお待ちください。

    山田さん

    そうなの。私なら昨日から待ってるけどね。

    待っている日数まで、しっかり数えています。


    「誰の返事を待っているのか」を管理する仕事


    承認が出たら、もう一度施工日を調整する

    花子ちゃん

    山田さん、換気扇の交換が決まりました。来週の水曜日はいかがですか?

    山田さん

    水曜日ね。今度は何時?

    前回の「午後」問題を経験した山田さん。今回は時間から確認してきました。


    現調から施工まで、同じ調整がもう一度発生する



    完了写真が届かないと案件を閉じられない

    山田さん

    花子さ〜ん、静かになったわよ。ちゃんと確認したから。

    最後の確認まで山田さんがしてくれました。

    でも本来、そこまで山田さんに確認してもらう必要はありません。



    修繕案件が重なると、担当者の机からなかなか消えない


    一件を最後まで持ち続ける負担


    修繕窓口を外部に出すと、どこまで任せられる?


    管理会社に戻すのは「確認・判断」と「結果」


    賃貸管理会社の修繕業務はどこまで外注できる?


    管理会社が持つのは「判断」、修繕窓口が持つのは「案件」


    修繕案件を「最後まで持つ」窓口へ

    山田さん

    そうね。ちゃんと静かになったわ。……今のところはね。

    山田さんの修繕箇所探しは、これからも続きそうです。



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    このコラムを書いた人|一心企画 杉野陽一

    千葉県船橋市を拠点に、老人ホーム・介護施設など法人施設の日常修繕をサポート。定期巡回・現地確認・点検から、業者手配、日程・工程調整、完了確認、写真報告まで、施設の修繕管理に関わる実務を一つの窓口で対応しています。


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