ハウスクリーニングでも落ちない床の汚れ|変色や傷を見極める清掃の現場経験
2026/10/182026/10/18
床の清掃をしていると、どうしても落とせない汚れに出会うことがあります。
見た目はただの汚れに見えても、実際には色素沈着だったり、床材そのものが変色していたり。紫外線による日焼けもあります。
こうしたものは、いくら洗剤を使っても元に戻らないことがあるんです。
ハウスクリーニングでも、法人の定期清掃でも、床が綺麗になると建物全体の印象が変わります。
だから私も、できる限り綺麗にしたいという気持ちはあります。
床の洗浄には気をつけなければいけないこともあります。
以前、汚れを落とそうとして、既存のワックスが剥がれたり、床材に傷が入ったりしたことがありました。
厄介なのは、その傷に汚れが入り込んでしまうことです。
せっかく綺麗にしたつもりでも、傷の部分に汚れが残ったり、清掃後すぐに汚く見えてしまったりすることがあります。
これでは、何のために清掃したのか分からなくなってしまいます。
私は、落ちない可能性がある汚れについては、作業前にお客さんへ理由も含めて伝えるようにしてきました。
ただ、実際にどこまで洗浄するかは、現場によって判断が変わります。
床材の状態も違えば、古いワックスの残り方も違います。
同じ黒ずみに見えても、洗浄で落ちるものもあれば、これ以上触らない方がいいものもあります。
ビルメンテナンスの床清掃でも、汚れを落とすことばかり考えて、既存の床を傷めてしまっては意味がありません。
床の張り替えや補修については、お客さんから相談があればお答えしますが、基本的にはクリーニングで対応することを考えています。
何でも新品のように綺麗にできればいいのですが、実際の現場はそう簡単ではありません。
どこまで綺麗にするべきか、どこで作業を止めるべきか。
正直、すべての床に共通する答えはないと思っています。
清掃の仕事は汚れを落とす仕事ですが、無理に落とそうとして、かえって床を傷めないことも大事な仕事だと感じています。
この記事を書いた人|一心企画 代表 杉野陽一
ハウスクリーニング出身で、賃貸住宅の原状回復工事にも長年携わってきました。現在は千葉県船橋市を拠点に、法人向け専門清掃・定期清掃、賃貸住宅の原状回復工事などを行っています。地域密着ならではの柔軟な対応と、現場での経験を大切にしながら、実際の清掃・施工事例や建物に関する情報を発信しています。

