無垢の床は、年々人気が高まっており国内住宅の新築・リノベーション事例のうち約40%で採用されています。しかし、その美しさを長く維持するには、合板フローリングとは異なる細やかな掃除やメンテナンスが不可欠です。
「毎日こまめに掃除しているのに、どうしても黒ずみやくすみが気になる」「水拭きをしていいのか不安」「市販の洗剤やロボット掃除機は使えるの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。無垢材は水分や洗剤選びを誤ると、反りやシミ・カビのリスクが2~3倍高まることも指摘されています。
適切な方法を知ることで、無垢床の寿命は通常より10年以上延びるといったケースも多く報告されています。本記事では、日常の掃除方法から汚れ・シミ・傷の補修、素材別・部屋別の対策まで、プロの経験と実測データを織り交ぜて解説します。
「せっかくの無垢床を損したくない」「本当に正しい手入れ方法を身につけたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。日々の悩みが解消し、ご家庭の床がより輝くヒントがきっと見つかります。
無垢の床の掃除の基本知識と無垢材の特性
無垢の床とは?素材の特徴と魅力
無垢の床は一本の木から切り出した木材を使用したフローリングです。素材そのものの質感や色味、木目がもつ自然な美しさが最大の魅力です。調湿作用があり、季節によって空気中の水分を吸ったり吐いたりするため、室内環境にも優れています。また、経年変化による色味や質感の変化も楽しめるのが特徴です。合板や突板フローリングとは異なり、見た目だけでなく肌触りや温もりも天然木らしさを味わえます。一方、特性として傷や水に弱い面があり、適切な掃除やメンテナンスが欠かせません。
無垢の床がほかの床材と異なる掃除ポイント
無垢の床は一般的なフローリングとは違い、掃除の際に特別な配慮が必要です。水分に弱く反り返りやシミの原因となるため、水拭きは最小限に留めましょう。掃除機やドライシート、クイックルワイパーのドライタイプを用いた乾拭きが基本です。サイクロン系や強力な掃除機は表面を傷つける危険があるため、ソフトなモップや掃除機のヘッドを選ぶことが重要です。
おすすめの掃除手順は以下の通りです。
- 掃除機やドライシートでほこりや髪の毛を除去
- 汚れがひどい部分は中性洗剤を薄めて部分的に使う
- 乾いた柔らかい布でしっかり乾拭き
酸性・アルカリ性洗剤やスチームクリーナー、ワックス成分の入った洗剤は避け、中性洗剤や専用クリーナーを使うと安心です。
無垢の床で特に気をつけるべき掃除時の注意事項
無垢の床を長く美しく保つためには、日常の掃除やケアが非常に大切です。以下の注意点を守ることで、無垢材の特性を生かしながら快適な住環境が保てます。
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水拭きは極力控えめにし、濡れた状態はすぐに乾いた布で拭く
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掃除機のヘッドやクイックルワイパーの素材が床を傷めないものか確認
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家具の移動時は引きずらず、フェルトやシートで表面をガード
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皮脂汚れや黒ずみはウタマロクリーナーなど中性タイプを少量使用し、拭いた後は必ず乾拭き
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隙間のゴミは細いノズルやブラシを使い、無理な力をかけない
下記の表は、おすすめの道具と避けるべき掃除方法を比較したものです。
| おすすめの掃除道具 | 避けるべき掃除方法 |
|---|---|
| ドライシート、無印のモップ | スチームクリーナー、強い洗剤 |
| 柔らかい乾拭き用の布 | 水浸しになるほどの水拭き |
| 掃除機(ソフトヘッド推奨) | 目が粗いブラシや固い素材のモップ |
無垢床は日常の小まめな掃除と適切なメンテナンスが結果的に美しさと耐久性を保ちます。普段から素材の特性を理解して道具や方法を選ぶことが大切です。
無垢の床を日常で掃除する方法:掃除機・ほうき・ドライシート活用法
無垢の床は風合いや木目の美しさが特徴であり、その質感を保つためにも適切な日常ケアが重要です。適切な掃除方法を選ぶことで、表面を傷めず長期間美しさを保てます。普段の掃除で使われる掃除機、ほうき、ドライシートやクイックルワイパーの役割や注意点について詳しく解説します。
掃除機の使い方や選び方:無垢材を傷めない工夫
無垢の床に適した掃除機選びでは、床への負担を減らすことが重要です。強い吸引力やゴム製の車輪、ソフトブラシ付きのヘッドが望ましいです。床をこすらないよう、滑らかに動かすことを意識しましょう。一般的に、ハードフロア用のモードやアタッチメントを備えた掃除機が最適です。
吸い込み口が鋭利だったり、重たいヘッドで何度も擦るのは厳禁です。下記のポイントに気をつけましょう。
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ゴミやホコリを優しく吸引できるモードを使用
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ソフトブラシやフェルト付きのヘッドを利用
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隙間ノズルで隙間のゴミも丁寧に除去
無垢床は砂や小石の擦れにも弱いため、事前にほうきやドライシートで粗ゴミを取るのも効果的です。
ほうきやドライシート(クイックルワイパーなど)の使い分け
無垢の床は静電気や摩擦でゴミやホコリが絡まりやすいため、ほうきやドライシートの活用が効果的です。細かなゴミや皮脂汚れは、乾いたドライシートやフロアワイパーでこまめに拭くのがおすすめです。クイックルワイパーや無印のモップなど多様な商品が販売されていますが、素材や引っかかりやすさを確認してから利用しましょう。
無垢床向けの掃除用具の使い分け例を以下のテーブルでご紹介します。
| 掃除用具 | 特徴 | 適した場面 |
|---|---|---|
| ほうき | 木の床に優しい。細かなホコリにも強い | 日常の軽いホコリ掃き |
| ドライシート | 静電気でホコリを吸着。皮脂・細かい汚れも対応 | 毎日の拭き掃除・仕上げ |
| クイックルワイパー | 手軽に使え角も掃除しやすい | 広い範囲や短時間の掃除 |
| 無印モップ | 木材に配慮したやさしい設計 | 繊細な床や部分掃除 |
引っかかる場合は、床板の隙間やささくれが原因のこともあるため、無理にこすらず掃除用具の交換やオイル仕上げを検討しましょう。
ロボット掃除機が無垢床に適合するかと注意点
無垢床にロボット掃除機を利用する際は、搭載されているブラシやタイヤの素材、動作モードを確認してください。ゴムやプラスチック製の固いローラーは、表面を傷める恐れがあるため注意が必要です。無垢床は、湿気や水分を嫌うため、水拭き機能付きロボット掃除機の使用も慎重に検討する必要があります。
主なポイントを以下にまとめます。
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ソフトブラシやラバー製タイヤのロボット掃除機を選ぶ
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水拭き機能は無塗装・オイル塗装床には推奨されません
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隅や隙間のゴミは手作業でのケアが有効
ロボット掃除機の運転中は、事前に床面の障害物を取り除いておくとともに、週に1度は部屋の通気や乾拭きも組み合わせて無垢床の美しさを保ってください。
無垢の床を拭き掃除する際と洗剤の選び方:適切な水拭き方法と中性洗剤の使い方
拭き掃除は乾拭きが基本、水拭きの正しい取り入れ方
無垢の床は水分に弱いため、日常の掃除は乾拭きを基本としましょう。ホコリや細かなゴミは、やわらかいモップやドライシート、マイクロファイバークロスでやさしく拭き取るのが効果的です。掃除機を使用する場合は、床板を傷つけないようブラシ付きヘッドを選び、ゆっくりかけるのが安心です。
水拭きが必要になった場合には、水分をしっかり絞った雑巾やモップを使い、表面がすぐ乾く程度の軽い拭き取りにとどめます。下記に拭き掃除に適した道具と方法をまとめました。
| 道具 | ポイント |
|---|---|
| モップ(ドライ) | ホコリを優しく吸着 |
| クイックルワイパー | ドライシート推奨、引っ掛かり注意 |
| 雑巾(固く絞る) | 水跡を残さないように拭き上げる |
| 掃除機 | ブラシ付きで傷防止 |
注意点
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水拭きの頻度は月1~2回程度が目安です
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拭いた後はしっかり乾かし、湿気がこもらないように心がけてください
無垢の床に使える洗剤と避けるべき洗剤の種類
無垢床のクリーニングには、中性洗剤が最も適しています。手垢や皮脂などの軽い汚れにも十分効果があります。使用時には洗剤を薄めて使い、必ずしっかりと拭き取りましょう。下記は洗剤の選択肢です。
| 洗剤の種類 | 適応度 | ポイント |
|---|---|---|
| 中性洗剤 | ◎ | 安心して使える。希釈して使用を推奨 |
| ウタマロクリーナー | ○ | 無垢床にも使用可能、必ず水拭きで仕上げ |
| クエン酸 | × | 木材にダメージを与えるため避けるべき |
| アルカリ性洗剤 | × | 表面コーティングを劣化させる恐れあり |
避けるべき洗剤
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塩素系・酸性・アルカリ性の強い洗剤
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ワックスや塗装を溶かしてしまう洗剤
洗剤を使った後は、乾いた雑巾で仕上げ拭きをして余分な水分を残さないことが大切です。
皮脂や黒ずみなど頑固な汚れに効果的な洗浄技術
無垢の床は皮脂汚れや黒ずみが目立つことがあります。日々のお手入れでは落ちにくい場合は、少量の中性洗剤や専用クリーナーを利用しましょう。ウタマロクリーナーは皮脂汚れにも効果的で、水拭きできれいに仕上げると安心です。黒ずみが広範囲の場合は、専用の無垢床クリーナーや、軽度なら消しゴムやメラミンスポンジの活用も可能です。
落とし方のポイント
- 汚れ部分に中性洗剤を薄めてつける
- 柔らかい布で軽くこする
- 汚れが取れれば乾いた布でしっかり拭き取る
- 完全に乾かす
皮脂や油汚れにはクイックルワイパーのドライシートも有効ですが、引っ掛かりに注意してください。強いこすり洗いは木目を傷つけるので避けましょう。頑固な汚れは専門業者に相談するのもおすすめです。
無垢の床の隙間・目地・溝を掃除する方法と部屋別おすすめお手入れ方法
隙間や目地の掃除方法と専用道具の紹介
無垢の床は天然木ならではのあたたかみや質感が特長ですが、隙間や目地・溝にホコリやゴミがたまりやすい点に注意が必要です。日常の掃除には掃除機(ノズル付き)や細いブラシ、ほうき、無垢床対応のモップが特に効果的です。隙間掃除には次のような道具と方法がおすすめです。
| 掃除道具 | 特徴・メリット |
|---|---|
| 掃除機(細口ノズル) | ホコリや小さなゴミをしっかり吸引。 |
| 極細ブラシ・歯ブラシ | 隅の目地や溝までしっかり届く。 |
| ドライシート(クイックルワイパー等) | 静電気でホコリを吸着。床材への傷リスクが低い。 |
| 竹串やつまようじ | しつこいゴミを隙間から丁寧にかき出す。 |
掃除手順のポイント
- 隙間や目地に沿って、まず掃除機でしっかり吸引。
- 取りきれないホコリは極細ブラシや歯ブラシでやさしく除去。
- 目地の汚れが頑固な場合は、市販の無垢床用クリーナーを活用する。
- 隙間への水分の浸入は木材の膨張や反りの原因となるため、必ずドライな掃除を基本とし、どうしても必要な場合のみ中性洗剤を含ませた固く絞った雑巾で軽く拭き取るようにします。
日常的なケアを続けることで、無垢材本来の美しさと耐久性を保てます。
トイレや水回りの無垢床掃除:カビ防止と衛生管理のポイント
トイレや洗面所などの水回りの無垢床では水分や湿気、カビ対策が欠かせません。無垢の床は湿度に敏感なため、水はねや結露、清掃時の水拭きのしすぎに注意が必要です。これらのエリアの掃除とお手入れにはいくつかのポイントがあります。
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 換気を徹底する | 清掃後や入浴後は必ず換気扇を回す |
| 水分はすぐに拭き取る | 水滴やこぼれた液体は、乾いた雑巾やペーパーで速やかに拭取る |
| 週1回の乾拭き掃除 | ドライシートや無垢床対応モップがおすすめ |
| 汚れが気になる場合は中性洗剤利用 | 洗剤も床用クリーナーやウタマロクリーナー等を薄めて使用 |
| カビや黒ずみ予防に専用クリーナー | 必要に応じ穏やかなクリーナーやクエン酸水を利用 |
水回り掃除のコツ
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こまめに換気を行い、湿気がこもらないようにする。
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飛沫や汚れはすぐに拭き取り木材の劣化や黒ずみを予防する。
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頑固な皮脂汚れや水ジミは、無垢床に対応した洗剤やオイルクリーナーをスポンジや柔らかい布でやさしく拭き取ります。
トイレや脱衣所など、特に湿度や汚れが気になる場所ではオイル塗装による保護や、適切なワックスで表面をガードすることも推奨されます。無垢材の風合いと清潔感を長く保つため、定期的なお手入れが大切です。
汚れ・シミ・トラブル別で無垢床を掃除し補修する方法
無垢の床は天然木の質感や温かみが魅力ですが、日々の生活でさまざまな汚れやトラブルが発生します。適切な掃除方法と補修テクニックを知っておくことで、長く美しい状態を保てます。ここでは「黒ずみ」「油汚れ」「食べこぼし」の掃除方法から、「傷や凹み」「反り」「日焼け」の対策、さらにはトラブルを未然に防ぐ日常のポイントまでを詳しく解説します。
黒ずみ・油汚れ・ソースなど食べこぼしの掃除方法
無垢床の表面に皮脂や食品が付着すると黒ずみや油汚れが生じやすくなります。対策は下記の通りです。
| 汚れの種類 | 落とし方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 黒ずみ | 表面を固く絞った雑巾で乾拭き、落ちない場合は中性洗剤 | 強くこすりすぎない |
| 油・皮脂汚れ | ウタマロクリーナーなど中性洗剤+柔らかい布で拭く | 洗剤はしっかり拭き取り水分を残さない |
| 食べこぼし(ソース) | 乾いた布で素早く吸い取り、中性洗剤でやさしく拭く | 放置するとシミの原因になる |
ポイントは水分を最小限にし、速やかに対処することです。クイックルワイパー用ドライシートや無印良品のモップも日常のホコリ取りに便利です。落ちにくい黒ずみはクエン酸や専用クリーナーで対応可能ですが、木材を傷めないよう必ず目立たない部分で試してください。
傷・凹み・反り・日焼けの補修テクニック
無垢床は傷や凹み、日焼けといった経年トラブルにも遭遇しやすい素材です。主な補修テクニックを紹介します。
| トラブル | 補修方法 |
|---|---|
| 小さな傷 | 木目に沿ってサンドペーパーで軽く磨き、オイルやワックスで仕上げ |
| 凹み・ヘコミ | 濡れ布をあてアイロンの熱で木材をふくらませる方法が効果的 |
| 反り | 部屋の湿度コントロール(加湿・除湿)を行いながら様子を見る |
| 日焼けによる色ムラ | 部分的にサンディングし再オイルもしくはUV塗装塗り直しが有効 |
オイル塗装仕上げの場合は、オスモオイルやBonaフロアクリーナーなど専用製品を用いると保護効果が高まります。ホームセンターでもメンテナンス用品は手に入りますが、塗りすぎや重ね塗りには注意しましょう。また、定期的にリノベーションも視野に入れておくと床の寿命が長くなります。
トラブル予防のための日常注意と環境づくり
無垢床を美しい状態で保つには、日常的なケアと環境づくりが欠かせません。予防策を以下にまとめます。
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ほこり・ゴミの定期除去: 掃除機やほうき、ドライシートでこまめに取り除く
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水や洗剤の使いすぎ厳禁: 水拭きは必要最小限にとどめ、使用後はしっかり乾拭きする
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湿度の管理: 加湿・除湿で極端な乾燥や湿気を防止(理想は40~60%)
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家具や器具の脚にクッション: 傷防止のフェルトシートや保護マットを使う
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直射日光を避ける: カーテンやブラインドで日焼け防止
また、無垢床専用のクリーナーやワックスを定期利用することも効果的です。無塗装やオイル塗装の場合は特にこまめな手入れが必要になります。掃除ロボットやクイックルワイパーには、床材を傷めないタイプを選ぶとさらに安心です。
塗装別で掃除やメンテナンスする方法比較と長持ちさせるコツ
無垢の床は塗装の種類によって掃除や手入れのコツが異なります。適切な方法でお手入れを行うことで、無垢材の風合いと美しさを長く保つことができます。下記の表で主要な塗装ごとの特徴とメンテナンス方法をまとめています。
| 塗装種類 | 掃除方法 | メンテナンス頻度 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| オイル・自然塗装 | 掃除機、乾拭き、水拭きは最小限 | 定期的な再塗装 | 水分に弱い、洗剤は中性を使用 |
| ウレタン・UV塗装 | 掃除機、拭き掃除、水拭きも可 | メンテナンス少 | ワックス不要、研磨は避ける |
| 無塗装 | 乾拭き必須、極力水分を避ける | 汚れに応じて都度簡易ケア | 汚れやすく染みやすい、油分補給重要 |
オイル・自然塗装の管理と再塗装のポイント
オイル塗装や自然塗装の無垢床は、木目の美しさや質感を活かせる反面、水や湿気に弱い点に注意が必要です。日常の手入れには、以下のポイントを意識してください。
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こまめな掃除機やほうきでのホコリ除去
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乾拭きやドライシートでの優しい汚れ取り
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水拭きは最小限にし、どうしても落ちない皮脂汚れや黒ずみには中性洗剤を薄めた雑巾を使います
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掃除後はしっかり乾燥させる
また、定期的にオイルを塗り直すことで表面を保護し、木材の乾燥やシミ対策になります。Bonaフロアクリーナーやウタマロクリーナーなど無垢床対応の商品を選ぶと安心です。
ウレタン・UV塗装の掃除の特徴と注意点
ウレタンやUV塗装された無垢の床は、表面にコーティングがあるため水や汚れに比較的強いのが特徴です。日常の掃除では、以下の点を押さえましょう。
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掃除機やクイックルワイパー、モップで日々のホコリを除去
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軽度の水拭きや中性洗剤の使用も可能ですが、洗剤は残らないように拭き取り
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ワックス掛けは不要であり、塗膜に傷をつけないように注意
隙間のゴミや汚れはブラシや細いノズルで取り除きます。摩耗やひどい油汚れが目立つ際は、メーカー推奨のクリーナーを選ぶと安心です。
無塗装の無垢床への特別なケア方法
無塗装の無垢床は天然木の質感を楽しめる反面、汚れやすくシミがつきやすいため、特別なケアが必要です。
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毎日の乾拭きが基本。水拭きは避け、どうしても必要な場合のみ、固く絞った雑巾を使ってサッと拭き、すぐに乾拭きします
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皮脂汚れや足跡が目立つ場合はウタマロクリーナーを薄めて使用し、必ず水拭きで洗剤成分を取り除きます
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定期的にオイル(オスモなど)で保護層を作ると、汚れや乾燥対策に効果的
隙間や木目に入り込んだゴミは、やわらかいブラシや小型掃除機で対応しましょう。10年後も美しい状態を保つためには、無塗装ならではの丁寧な日々のケアが重要です。
プロが教える無垢床を年間通してメンテナンスする計画と効果的な掃除用品
年間メンテナンスのポイントと季節ごとの注意点
無垢の床は美しい木目や温かみが魅力ですが、季節や湿度の変化で状態が大きく変わります。年間で見た場合、春と秋はホコリや花粉、夏は汗や皮脂汚れ、冬は乾燥や静電気によるホコリの付着に注意が必要です。以下のポイントを実践すると床材の寿命を大きく伸ばせます。
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春・秋: 砂や花粉による傷を防ぐため、玄関のマットやこまめな掃除を意識。
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夏: 皮脂や素足の汗が残りやすいので、中性洗剤を使った水拭きを月1回程度追加。
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冬: 暖房で乾燥しやすく、床材が収縮するので、加湿器を併用しつつ乾拭きを中心に。
また無垢材は水に弱く、頻繁な水拭きは控え、雑巾やドライシートでの定期的な拭き掃除が基本です。オイル塗装の場合は年1回程度、専用のオイルで仕上げ直すことで木材の保護性が高まります。
メンテナンス時に使いたい掃除機やモップ・クリーナーのおすすめ紹介
無垢床の掃除には床材に優しい掃除機やモップ、専用クリーナーの選定がとても重要です。摩擦や傷を避けるため、ヘッドに毛足が長く柔らかいタイプの掃除機や、マイクロファイバー製モップがおすすめです。床の隙間にも入り込んだホコリを逃さずキャッチできます。
| アイテム名 | 特徴 | 適合シーン |
|---|---|---|
| クイックルワイパー ドライシート | ホコリを取る・静電気で細かいゴミを吸着 | 日常の掃除 |
| 無垢材対応掃除機(柔らかブラシ) | 木材を傷つけずにホコリやゴミをしっかり吸引 | 週1回以上の清掃 |
| マイクロファイバーモップ | 皮脂汚れや足跡をスッキリ拭き取る | 汚れが気になる部分 |
| 専用クリーナー(中性洗剤) | 頑固な黒ずみ、皮脂汚れ対応 | 月1回水拭き時 |
ウタマロクリーナーやBonaフロアクリーナーなど、中性洗剤タイプを用いれば床へのダメージを避けられます。
時短にもなる便利グッズやお掃除ロボットの賢い利用法
忙しい毎日でも無垢床を美しく保つために、ロボット掃除機や拭き掃除ロボットの活用は強力な味方になります。水拭き対応のお掃除ロボットは、必ず水分調整機能付きやドライ専用モードのあるものを選ぶと床が傷みません。
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ロボット掃除機: 毛足が柔らかいダストブラシを採用している機種を選択。
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拭き掃除ロボット: 極薄の水分や専用シートを活用し、濡れすぎない工夫を。
機種例
| 製品名 | 運転方式 | 床材への優しさ | 水拭き機能 |
|---|---|---|---|
| iRobot ルンバ | 吸引式+ソフトブラシ | ◎ | △(水拭きは不可) |
| iRobot ブラーバ | 拭き掃除専用 | ◎ | ◎(水分量調整可) |
クイックルワイパーや無印のモップと併用すると、細かいホコリも逃しません。時短グッズの適切な利用で日々の清掃ストレスを減らし、パインやオークなどさまざまな樹種にも長年美しさをキープできます。
無垢の床掃除に関するよくある質問と専門家のアドバイス集
無垢の床の汚れをどうやって落とす?
無垢床の汚れは日常のホコリや皮脂汚れ、食べ物のシミなど多岐にわたります。基本的にはほうきや掃除機でホコリを取り除き、皮脂汚れが気になる場合は中性洗剤を薄めて使った雑巾で優しく拭きます。黒ずみやしつこい汚れには、ウタマロクリーナーやクエン酸など専用クリーナーを使いましょう。ポイントは床材の木目に沿って拭き、水分を残さないよう乾拭きも徹底することです。長期間放置した汚れは素材を痛める可能性があるため、すぐに対処しましょう。
| 汚れのタイプ | おすすめ対策 |
|---|---|
| ホコリ・ごみ | ほうき・掃除機 |
| 皮脂・手垢 | 中性洗剤(薄めて使用) |
| 黒ずみ | ウタマロクリーナー・クエン酸 |
| 食べ物のシミ | すぐに拭き取る、場合により専用洗剤 |
ウタマロクリーナーは無垢床に使える?
ウタマロクリーナーは弱アルカリ性の万能クリーナーのため、無垢床の皮脂汚れや黒ずみ対策としても人気です。ただし、洗剤成分が床表面に残らないようにすること、中性もしくは弱アルカリ性を選び必ず目立たない場所でテストしましょう。強い洗剤や多量の水は膨張や変色の原因となるため、固く絞った雑巾で短時間使用し、仕上げの乾拭きを忘れずに行ってください。
水拭きはどの程度許容される?
無垢の床は湿気や水気に弱く、水拭きはできる限り控えるのが基本です。しかし、軽い水拭き(固く絞った雑巾やモップ)であれば、表面にほこりや花粉が多い季節などに限り行ってもOKです。この時も強く擦らず、拭き終わったらすぐ乾拭きで水分を除去してください。水拭きの頻度は月1回程度を上限にし、普段はドライシートや乾いたモップがおすすめです。
スチームクリーナーは使用しても良いか?
無垢床へのスチームクリーナー使用はおすすめできません。高温の蒸気は木材に含まれる油分を奪い、反りや膨張、表面の塗装剥がれなどにつながるおそれがあります。床材メーカーでも「スチームクリーナー非推奨」とされる場合が多いため、無垢床の場合はスチームを使用せず、乾拭きや中性洗剤を使った手入れを心がけてください。
| 掃除方法 | 使用の可否 | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| スチームクリーナー | × | 反り・塗装へのダメージがあるため不可 |
| 水拭き | △ | 強く絞る・頻度に注意 |
| 掃除機・ほうき | ○ | 日常のお手入れに最適 |
無垢の床でやってはいけない掃除行為とは?
無垢床の風合いや耐久性を損なわないために、下記の行為は避けましょう。
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大量の水分での拭き掃除
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スチームクリーナーや高温処理
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アルカリ性や酸性の強い洗剤の使用
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研磨スポンジや金属製のブラシで強く擦ること
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家庭用ワックスの過剰な塗布、誤ったオイルの選択
これらは膨張、変形、表面の剥がれ、黒ずみやシミの原因となります。対応する場合、必ず各種クリーナーや道具は「無垢床対応」と記載のある製品を選び、メーカー推奨の方法を守ることが重要です。
傷や日焼けを防ぐにはどうしたら良いか?
傷や日焼けを防ぐには、日常のちょっとした配慮が大切です。
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家具の脚にはフェルトや保護パッドを貼る
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直射日光が長時間当たらないようにレースカーテンを活用
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定期的に専用のオイルやワックスを塗布し、木材の保護力を高める
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湿度50%前後を目安に調整し、乾燥や過度な湿気を防ぐ
特に無塗装やオイル仕上げの無垢床は、年に1〜2回のメンテナンス用オイルの塗布が美しさと耐久性維持の鍵となります。強調したいのは、床の種類や塗装によって手入れ方法が変わるため事前に確認を忘れずにということです。

