毎年花は咲くのに実が少ない、枝が混み合ってアブラムシが増える——そんなお悩みはありませんか。梅は放置すると徒長枝が増え、日照と風通しが悪化し結実不良や病害虫の温床になりがちです。実際、花芽は前年枝の短枝に多く形成されるため、枝の見極めと時期の選択が成果を左右します。
本記事では、花後(4〜5月)の軽剪定と休眠期(12〜2月)の更新剪定を使い分け、外芽上での切り戻し角度や2〜3節残しの目安まで、失敗しにくい手順を具体化します。混み合い枝の間引きがアブラムシの発生抑制に有効である点や、夏の強剪定を避ける理由も整理します。
公共機関の園芸資料で示される「段切りで裂けを防ぐ」「太枝は休眠期に更新」といった基本を踏まえ、若木・成木・古木・しだれ梅まで対応。収量と樹形を両立させたい方に、すぐ実践できるチェックリスト級の指針を用意しました。まずは、「どこを切らないか」を見分けることから始めましょう。
梅の木の剪定は必要?剪定しないとどうなるかと基本の考え方
梅の木の剪定は、樹形を維持しながら花芽を安定的に残し、病害虫を抑えるために必要です。剪定を怠ると徒長枝や込み合い枝が増え、樹冠内部の風通しと日照が低下します。その結果、花芽形成が不安定になり、翌年の花数や実付きが落ちやすくなります。さらに湿度が上がることで病害虫が発生しやすく、アブラムシやカイガラムシ被害、うどんこ病などのリスクが高まります。目的に応じて時期を分け、花後の4〜5月、夏の軽剪定、休眠期の整枝を組み合わせるのが基本です。2025/09/07時点でも、地域の気温差を踏まえつつ、この原則は有効です。
- 風通し・日照・養分集中で花芽と実付きを安定化。放置で徒長枝が増え、病害虫と結実不良を招く
樹形を整える・病害虫予防・花芽確保の関係
樹形を整える剪定は、光と風を樹冠内部に届け、枝葉の乾きやすさを高めます。これにより病害虫の発生源となる過湿環境を回避でき、アブラムシや灰色かびの誘発要因を抑止します。あわせて、養分を有効枝へ集中させることで花芽の充実が進み、翌季の着花・結実が安定します。基本は主枝を3〜4本に整理し、内向枝・交差枝・並行枝・下がり枝・枯れ枝を優先除去します。花芽は短枝先端や前年枝の短果枝に多く形成されるため、短枝の温存を意識します。時期は花後の整枝、夏の軽い間引き、冬の骨格調整を組み合わせます。
- 風通し・日照・養分集中で花芽と実付きを安定化。放置で徒長枝が増え、病害虫と結実不良を招く
梅 の 木 アブラムシ 剪定と発生を抑える管理
アブラムシは柔らかい新梢に群生しやすく、密生や日照不足で増えます。剪定では、混み合う部分を間引き、内側へ伸びる徒長枝を根元から除去して風通しを改善します。新梢の過剰発生を抑えるため、夏の軽剪定で長すぎる当年枝を適度に短縮し、肥料過多や水の与え過ぎを避けます。発生初期は葉裏の点検と物理的な除去や水流洗浄が有効で、蟻道の制御も併せて行います。剪定後の切り口は癒合剤で保護し、吸汁害の二次感染リスクを減らします。これらの対策を継続すれば被害を低位で抑えられます。
- 混み合い枝の間引きで寄生しにくい環境に。新梢の柔らかい部分を減らし被害低減
梅 の 実 を 取る 剪定で収量・品質を上げる基本原則
収量と品質向上には、花芽を多く抱える短枝の確保と、果実への日照確保が要点です。短枝や結果母枝は残し、内向枝・交差枝・並行枝を基部から除去します。実のつきすぎは果実の肥大と着色を阻害するため、結実後は早めの摘果で果数を適正化します。花後の4〜5月は、長く伸びた前年枝を外芽の上で短く切り返して樹冠外側へ誘導し、夏は軽い間引きで風通しを維持します。休眠期は骨格のバランスを整え、主枝間の間隔を確保します。切り口は小さく、枝分かれ部の直上で滑らかに仕上げると回復が早まります。
- 短枝を残し、内向枝や交差枝を除去。日照を果実へ届けて色づきとサイズを向上
以下は、時期別の目的と主な作業の整理です。
| 時期 | 主目的 | 主な剪定・管理 | 留意点 |
|---|---|---|---|
| 4〜5月(花後) | 花芽を守りつつ整枝 | 長枝の切り戻し、交差枝除去、外向き誘導 | 短枝温存、切り過ぎ回避 |
| 7〜8月(夏) | 風通し維持と徒長抑制 | 当年枝の軽い間引き・短縮 | 花芽位置を確認し深切りしない |
| 12〜2月(休眠期) | 骨格形成と更新 | 主枝間隔の調整、枯れ枝・病枝の除去 | 太枝切断は癒合剤で保護 |
- 日々の観察と適期作業の積み重ねが、翌季の花と実の安定につながります。
梅の木の剪定時期はいつ?春・夏・冬の適期と目的を完全整理
春〜5月の花後剪定はどこを切る?花芽を残すコツ
花後の4〜5月は翌年の花芽を守りながら形を整える軽剪定が基本です。前年枝の先端近くに花芽が付きやすいので、短い結果枝は残し、長く伸びた徒長枝だけを外芽の少し上で切り戻します。外向きの芽を選ぶことで内側への込み合いを防げます。交差枝や枯れ枝、病害が疑われる枝は付け根から処理します。切り口は小さく、斜めで水がたまらない角度を意識します。太い枝はこの時期に無理せず、細枝中心で通風と採光の改善を狙います。
- 花後に外芽上で軽く切り戻し。短枝は残し、長い徒長枝のみ調整
梅 の 木 剪定 5月と2月の違い(軽剪定と更新の使い分け)
5月は生育が動き始める時期で、花芽を将来に残すための軽剪定が適します。短い結果枝を温存しつつ、徒長枝の長さ調整と込み合いの解消が中心です。一方、2月前後の休眠期は樹勢が落ち着き、太枝の更新剪定や樹高調整など強めの整理に向きます。段切りで裂けを防ぎ、切り口の保護処理を行えば回復が安定します。目的は同じ「健全化」でも、5月は微調整、2月は構造改革と考えると失敗を避けやすいです。
- 5月は花芽温存の軽剪定、2月は更新や強めの整理に向く
夏(6〜8月中旬)の徒長枝対策と切り戻し長さ
夏は徒長枝が増えやすく、樹冠内部が蒸れて病害虫が発生しがちです。6〜8月中旬のうち、真夏の高温ピークを避けて、徒長枝を2〜3節を目安に短く切り戻します。節の数を揃えると再伸長を抑えやすく、樹形の乱れも軽減します。内向きや交差する新梢は基部から間引き、日射と風を通す骨格を維持します。果実が残る場合は収穫後に行うと負担が少ないです。切り過ぎは秋の花芽形成を損なうため、過度な強剪定は控えます。
- 2〜3節を目安に切り戻し、蒸れ防止と再伸長抑制を狙う
梅 の 木 夏 葉 が 落ちる兆候と剪定の控え方
夏に葉が落ち始めたら、水分ストレスや過湿、根傷みが疑われます。この状態で強剪定を行うと回復が遅れ、翌春の花芽に影響します。まずは潅水タイミングや用土排水を点検し、マルチングで乾燥を緩和します。剪定は最低限の枯れ枝・病害枝の除去に留め、徒長枝も軽い切り戻しのみとします。直射が厳しい場所では一時的な遮光で葉焼けを抑制します。症状が収まってから通風確保の間引きを段階的に進めるのが安全です。
- 高温乾燥や過湿で落葉時は強剪定を避け、負担を軽くする
冬(12〜2月)の強剪定と更新剪定の安全ライン
冬の休眠期(12〜2月)は太枝の更新や樹高の調整に適します。幹や主枝の更新は段切りで荷重を分散し、最後は枝襟を残して切り口を整えます。大きな切り口は水分がたまらない角度でカットし、保護処理を施します。主枝は2〜3本に整理し、内向きや平行する競合枝を根元から除去します。前年の結果枝は基部近くで若返り剪定し、更新芽に光を当てます。寒波直前は避け、晴れて乾いた日に作業すると傷口の回復が安定します。
- 休眠期に太枝の更新を実施。段切りで裂けを防ぎ、切り口は適切に処理
【剪定時期と目的の早見表】
| 時期 | 主な目的 | 代表的な方法 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 4〜5月 | 花芽温存と形の微調整 | 外芽上で軽い切り戻し | 結果枝は残す |
| 6〜8月中旬 | 蒸れ防止と徒長抑制 | 2〜3節で切り戻し | 強剪定は避ける |
| 12〜2月 | 更新と骨格整理 | 段切り・間引き | 寒波直前を避ける |
【どこを切るかの基本チェックリスト】
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枯れ枝・病害枝は付け根から除去
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交差枝は強い方を残し弱い方を根元で
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内向き枝は外向き芽を活かす配置に
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徒長枝は2〜3節で均一に切り戻し
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太枝は段切り+枝襟を残して仕上げ
本日2025/09/07時点の栽培環境では、地域の寒暖差に応じて作業日を柔軟に調整し、切り口管理と通風確保を優先すると安定します。
梅の木の剪定はどこを切る?図解イメージでわかる枝の見分け方
梅 の 枝 剪定で切らない枝・切る枝の基準(短枝・徒長枝・内向枝)
短枝は翌年の花芽を多く持つため基本的に残します。短く充実した節が連なる枝で、先端が丸みのある芽が花芽です。これを誤って切ると花付きが大きく減ります。反対に、徒長枝は勢いよく長く伸びた直立枝で、樹冠を乱しやすく日当たりと風通しを悪化させるため優先的に切除します。内向枝は幹や株元へ向かう枝で、込み合いと傷の原因になるため根元から外します。交差枝・からみ枝は片方を元で処理します。病気枝・枯れ枝は健全部で確実に切り、切り口は太枝なら癒合剤で保護します。作業は2025/09/07現在、地域の気温に配慮し、猛暑日や降雨直後は避けると安全です。
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短枝は花芽確保の要。原則残す
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徒長枝・内向枝・交差枝・からみ枝は優先除去
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病気枝・枯れ枝は健全部でカットし保護
| 枝の種類 | 見分け方 | 基本方針 | 切る位置の目安 |
|---|---|---|---|
| 短枝 | 長さ5〜15cm前後、節が詰む、丸い花芽 | 残す | 必要時は先端1芽だけ軽く整える |
| 徒長枝 | 長く太い直立、節間が長い | 切る | 基部で元切り。更新枝に置換 |
| 内向枝 | 樹冠中心へ向かう | 切る | 付け根で除去 |
| 交差枝 | 枝同士が擦れる | 片方切る | 弱い側を基部で処理 |
| からみ枝 | 互いに巻き付き干渉 | 片方または両方調整 | 干渉解消まで元切り |
| 病気・枯れ枝 | 変色・空洞・芽が動かない | 速やかに除去 | 健全部+数cmで切断後、保護 |
切り口の向きと外芽・内芽の選び方
切り戻しは外芽の直上で斜めに切り、水が滞留しない角度にします。外芽とは枝の外側を向く芽で、ここで切ると次の発芽が外へ伸び、樹形が広がりすぎず風通しが良くなります。内芽上で切ると枝が内側に戻り、混み合いと病害虫の誘発につながります。切り口は芽から3〜5mm上で、芽を傷めない角度に保ちます。太枝は枝分かれ部の枝肩を残してコブ状にせず、枝の重心側から受け切り→本切り→ダレ止めの3段切りで裂けを防ぎます。仕上げは滑らかに整え、切り口保護剤を薄く塗布します。雨天直後や霜が降りる直前は避け、乾いた日に行うと安全です。
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外芽上で斜め切りにして外側へ誘導
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芽から3〜5mm上で切り、芽を傷めない
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太枝は3段切りで裂け防止し、保護剤を塗布
| 切り方 | 適用場面 | 角度・位置 | 期待効果 |
|---|---|---|---|
| 外芽上切り | 樹形を外へ誘導 | 芽上3〜5mm、外側へ5〜10度 | 風通し・採光の改善 |
| 元切り | 徒長枝・内向枝処理 | 枝の付け根ギリギリ | 再発芽を抑え形を維持 |
| 3段切り | 太枝除去 | 受け切り→上から本切り→残り除去 | 裂け・傷大を防止 |
| 面取り | 太切り口仕上げ | バリを削り滑らかに | 雨水滞留と病原侵入を抑制 |
梅 の 木 切り 戻しの段階的手順(整枝→間引き→切り詰め)
段階的に進めると過切りを避けられます。まず整枝では幹から放射状に伸びる主枝・亜主枝の骨格を確認し、主枝は3〜4本を目安に構成します。次に間引きで内向枝、交差枝、からみ枝、徒長枝、病気枝を元切りして、風通しと日当たりを回復します。最後に切り詰めで結果母枝の先端を外芽上で1〜2芽残して軽く短縮し、花芽の密度を調整します。古木は一度に強く切らず、数年計画で更新します。作業は脚立の安定確保、刃物の消毒、切り屑の回収までを1セットとし、2025/09/07の高温期は早朝や夕方の涼しい時間帯が安全です。
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整枝→間引き→切り詰めの順で過切り防止
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主枝3〜4本の骨格を維持
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古木は数年計画で更新し負担軽減
| 手順 | 目的 | 主な作業 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 整枝 | 骨格形成 | 主枝数を決定、不要な分岐を選別 | 幹・主枝の連続性を保つ |
| 間引き | 通風採光 | 内向枝・交差枝・徒長枝を元切り | 一箇所に切り口を集中させない |
| 切り詰め | 花芽調整 | 外芽上で短縮、長さ均整 | 1回で全体の3割超は切らない |
樹齢・樹形別の梅の木の剪定計画:若木・成木・古木・しだれ梅
梅 の 苗木 の 剪定(1年目〜3年目)と主枝づくり
1年目は芯止めで樹高を決め、主幹を安定させます。地表から40〜60cm付近で摘心し、側枝発生を促します。2年目は四方に均等な側枝から将来の主枝候補を2〜3本選び、他は元から切ります。3年目は選んだ主枝を外芽の上で切り返し、分枝角度45〜60度を維持して骨格を固めます。徒長枝は夏に軽く切り戻して成長を抑えます。交差枝や内向き枝は根元で除去し、風通しと日当たりを確保します。切り口は晴天日に行い、太枝は段切りで裂けを防ぎます。2025/09/07時点での寒冷地は剪定を遅霜後に調整します。
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芯止めは外芽上5〜10mmで斜め切り
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主枝は上下同位置を避け段違い配置
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支柱で主幹を直立に保持
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肥培管理と同時に無理な強剪定を避ける
鉢植え の 梅 の 木 の 剪定と地植えの違い
鉢植えは根量が限られるため枝量を抑えることが基本です。伸長が強い新梢は早めに摘心し、前年枝は短く切り戻して樹勢をコントロールします。植え替えと同年の強剪定は避け、更新は小刻みに行います。地植えは成長が早いので、主枝3本体制で間引きを徹底し、内側の混み合いを解消します。鉢は脚立不要の高さで維持し、乾燥しやすいので剪定後は蒸散を考慮して葉量を残します。切り口は水はけのよい用土環境では乾きやすく、雨天直後の作業は控えます。
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鉢は根鉢の更新と剪定を分年で実施
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地植えは徒長枝の発生点から間引き優先
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夏の強剪定は鉢で樹勢低下を招くため軽め
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風通し確保で病害虫対策を強化
成木・古木の更新剪定と高さコントロール
成木は花芽を残しつつ混み合いを間引き、外側に日を入れることが要点です。大きくなりすぎた梅の木の剪定は一度にバッサリせず、2〜3年計画で段階的に樹高を下げます。主幹直結の太枝は肩口で段切りし、更新枝を下位から育てて置換します。古木は枯れ枝、立ち枝、内向き枝を優先除去し、健全な若返り枝を伸ばします。切り返し位置は外芽上で、切り口径が大きい場合は雨の少ない日に実施します。冬は骨格調整、春の花後と夏は軽剪定で花芽保全を図ります。
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強剪定は年20〜30%の枝量に留める
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高さは脚立安全圏で管理
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交差枝は基部から間引きが基本
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古枝更新は光が当たる空間に誘導
しだれ梅の剪定ポイント(枝垂れを保つ間引き中心)
しだれ梅は枝先の流れを残し、込み合う枝を間引くのが基本です。枝垂れのラインを断ち切る強い切り返しは避け、長さは先端を軽く整える程度にします。上向きの徒長枝や樹冠内に戻る枝は付け根から抜き、外側へ流れる枝を選んで残します。花後に花柄を外し、夏前に内側の細かい乱れを整理します。冬は枯れ枝と交差枝の除去に留め、骨格は維持します。地際からの胴吹きは早めに処理し、株元の通風を確保します。連年で少しずつ整え、自然な枝垂れ姿を保ちます。
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枝先は数芽残して軽く
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上向き枝は根元から間引き
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枝の重なりは下側を優先して抜く
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花芽のつく短枝は残して花付き確保
梅の木の剪定時期に合わせやすい作業区分
| 時期 | 目的 | 主な作業 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 2月前後(休眠期) | 骨格調整 | 強めの間引きと更新剪定 | 一度に切り過ぎない |
| 5月(花後) | 花芽保全 | 伸びすぎ枝の切り戻し | 花芽位置を確認 |
| 7〜8月(夏) | 通風採光 | 徒長枝の間引き | 強剪定は避ける |
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梅の木の剪定はいつするのが良いかは樹勢と地域差で微調整します
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梅 剪定 どこを切るかは外芽上の斜め切りが基本です
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梅剪定 初心者は「間引き優先・切り戻し控えめ」を守ると安全です
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梅の木 小さく育てる場合は段階的な高さ制御が有効です
季節別の実践手順:春・夏・冬の梅の木 剪定 方法
春の花後(4〜5月)に行う軽剪定の流れ
花が終わった4〜5月は、花柄を早めに外し、徒長枝の発生と混み合いを点検します。基本は外芽の直上で軽い切り戻しを行い、内向きに伸びる芽は避けます。翌年の花芽は夏に形成されるため、短枝(前年枝由来で節間が短い花芽候補)は温存が原則です。交差枝・絡み枝はどちらかを根元から間引き、日照と風通しを改善します。太い枝はこの時期に強く切らず、切り口は小さく清潔に保ちます。剪定後は切り口保護と病害虫の予防点検を行い、2025/09/07時点の地域気温に応じて過度の切除を避けます。
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花柄除去で樹勢消耗を抑える
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短枝は花芽温存の要
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外芽で浅い切り戻し
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交差・内向き枝を整理
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切り口は最小かつ清潔に
梅 の 木 剪定 3 月・5月の注意点
3月は新芽が動き始める前後で樹液流動が活発化するため、強い切除は避け、枯れ枝や病枝の衛生的除去にとどめます。5月は花後でも花芽形成前段階のため、短枝や結果母枝候補を極力残し、長すぎる徒長枝のみ外芽で軽く切り戻します。太枝の切除は裂けやすく回復が遅れるため冬へ回すのが安全です。施肥は強剪定と同時に行わず、軽剪定後は緩効性を少量にします。雨期前は切り口保護を丁寧に施し、病気の侵入を抑えます。
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3月は強剪定不可
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5月は花芽確保最優先
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太枝処理は冬に回避
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施肥は控えめに分散
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切り口保護を徹底
夏の収穫後に行う間引きと切り戻し
収穫後(7〜8月)は、日照と風通しの確保を目的に混み合う枝を根元から間引きます。花芽は夏に形成されるため、短枝を残し、長く伸びた新梢は2〜3節の位置で軽い切り戻しにとどめ、再伸長を抑えます。内向きや交差する若枝は早めに除去し、樹冠内へ光を通すことで翌年の花芽充実を助けます。切除量は樹冠の2〜3割目安に抑え、猛暑日の正午作業を避け、潅水とマルチで水分ストレスを軽減します。病害虫(カイガラムシ等)の発生源は枝ごと除去します。
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混み合いは根元から間引く
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新梢は2〜3節で軽く戻す
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短枝は花芽源として温存
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切除は全体の2〜3割
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高温時の無理な作業回避
梅 の 木 夏 剪定 図解の要点(2〜3節残し)
夏の切り戻しは、外側へ伸ばしたい方向の外芽直上でカットし、2〜3節を残すのが基本です。枝の基部から数えて健全な芽を確認し、内向き芽や下向き芽の直上は避けます。角度は枝の傾きに沿った斜め切りで水はけを確保し、切り口は滑らかに仕上げます。間引きは付け根からの元切りで痕を小さくし、残す枝同士が交差しない配置を意識します。花芽候補の短枝は切らず、徒長枝の長さ調整で全体のバランスを整えます。
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外芽直上で斜め切り
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2〜3節残して再伸長抑制
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元切りで痕を最小化
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交差回避の配置設計
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短枝は基本不切
冬の休眠期に行う強剪定・更新剪定
落葉後の冬(地域により12〜2月)は、樹形の骨格を整える強剪定の最適期です。太枝は段切りで荷重を抜き、最後に元切りして裂けを防止します。重なりや内向きの主枝は間引き、主枝は3本前後に整理して樹冠を軽くします。古く更新の止まった枝は発生基部まで下げ、若い側枝へ付け替える更新剪定を行います。切除量は全体の3割程度に抑え、大きな切り口は平滑に整えて保護します。雪害地では荷重を想定し、枝分かれ角度の鋭角部を見直します。
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太枝は段切り→元切り
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主枝3本前後に整理
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古枝は基部で更新
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切除量は3割目安
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切り口保護を徹底
| 時期 | 主目的 | 具体作業 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 花芽温存と形直し | 花柄処理、外芽で軽い切り戻し | 短枝は残す、強剪定は避ける |
| 夏(収穫後) | 花芽充実と再伸長抑制 | 間引き、2〜3節で切り戻し | 切除は2〜3割、猛暑時回避 |
| 冬(休眠期) | 骨格調整と更新 | 段切り→元切り、主枝整理 | 切り口保護、切り過ぎ注意 |
梅 の 木 剪定 2 月の可否と凍害リスク
2月の剪定は、温暖地では休眠が続くため実施可能です。一方、寒冷地では厳寒期の切り口が凍害を受けやすく、裂傷や枯れ込みの原因となるため、最寒期を避けて日中の気温が上がる日を選びます。太枝は特に凍上の影響を受けやすいので段切りで負荷を分散し、切り口は水はけのよい角度で仕上げ、保護剤で早期被覆を図ります。2月末〜3月初旬は樹液流動が増す地域もあるため、地域の平年気温を基準に時期を微調整します。
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温暖地は2月可
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寒冷地は厳寒期回避
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日中の高温時間帯に作業
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太枝は段切り+保護必須
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地域気温で時期調整
安全な作業準備と道具選び:失敗を防ぐチェックリスト
必要な道具とメンテナンス(剪定鋏・ノコギリ・保護具)
梅の木の剪定を安全に行うには、切れ味が安定した剪定鋏と太枝用ノコギリ、確実な保護具の準備が不可欠です。刃は作業前後にアルコールで消毒し、ヤニ落としで樹脂を除去、砥石で刃角を保ちます。グリスで可動部の摩耗を防ぐと切断精度が上がります。手袋は耐切創タイプ、目の保護は側面ガード付きゴーグル、頭部は顎紐付きヘルメットを使用します。脚立は天板作業禁止の仕様を選び、2025/09/07時点での自宅環境に合わせて設置面を水平に調整してください。落下物と反発に備え、長袖・長ズボン・滑りにくい靴で臨みます。
- 刃の消毒・切れ味維持と手袋・ゴーグル・ヘルメットで保護
| 種類 | 用途 | 点検項目 | 交換タイミング |
|---|---|---|---|
| 剪定鋏 | 小〜中枝のカット | ガタつき/刃欠け/ヤニ付着 | 刃欠けや曲がりがある時 |
| 折込ノコギリ | 太枝の切断 | ロック/歯の摩耗 | 切削粉が詰まり引けない時 |
| 耐切創手袋 | 手指保護 | 破れ/滑り | ほつれや滑り増加時 |
| ゴーグル | 眼球保護 | 曇り/傷 | 視界不良時 |
| ヘルメット | 頭部保護 | 亀裂/あご紐 | 衝撃後や3年目安 |
| 脚立 | 高所安定 | 脚のガタつき | 変形や緩み発見時 |
梅 剪定 チェーンソー使用の判断基準と注意
直径8〜10cm超の硬い太枝や枯れ枝で、手鋸の負荷が高い場合はチェーンソーの使用を検討します。可燃物や電線から2m以上離れ、足場を確保した上で二人作業を基本とします。始動前にチェーン張り、ブレーキ、キックバック防止爪を確認し、始動は地面置きで行います。切断は受け口と追い口を作り、重心側からの裂け落ちを防ぎます。頭上切りは回避し、キックバックゾーン(バー先端上部)を対象に当てないこと。燃料は屋外で扱い、エンジン停止後に移動します。2025年時点の自治体騒音基準に沿い、早朝・夜間の使用は避けてください。
- 太枝径で判断し二人作業を基本に。反動と落枝の予測を徹底
| リスク | 主因 | 予防策 | 代替方法 |
|---|---|---|---|
| キックバック | 先端接触 | 下方カット/先端回避 | 手鋸で段切り |
| 落枝直撃 | 重心読違い | 受け口/退避合図 | ロープで牽引 |
| 挟み込み | 切れ目不足 | 楔使用/二段切り | 切断位置変更 |
| 転落 | 不安定足場 | 地上作業優先 | 伸縮ポール鋸使用 |
作業動線と落枝対策・処分方法
作業前に退避経路を確保し、脚立の設置向きと降りる方向を統一します。建物や車、ガラス面はブルーシートと養生パネルで保護し、落枝の想定軌道にロープや防炎シートを配置します。切る前に合図を徹底し、1カットごとに停止して周囲を確認します。長枝は段切りで短くし、最後に切株を面一に整えます。枝くずは長さ50〜100cmにそろえ、自治体の資源・可燃ごみ規格に合わせて麻ひもで結束します。剪定病害虫対策として、病斑枝はビニール密閉のうえ別袋で処分します。2025/09/07時点の地域ルールを確認し、持込ステーションや有料回収の予約枠を事前に確保してください。
- 養生と退避経路を確保。枝くずは自治体のルールに沿って処理
| 工程 | 目的 | ポイント | チェック |
|---|---|---|---|
| 動線設計 | 衝突防止 | 一方通行で統一 | 退避合図の役割決め |
| 養生 | 物損防止 | シート+硬質板併用 | 固定クリップ使用 |
| 段切り | 安全落下 | 先端→中間→元 | 常に肩より下で切る |
| 分別処理 | 搬出効率 | 規格長に結束 | 病害枝は密閉廃棄 |
梅の木の手入れと剪定後の管理:肥料・病害虫・回復ケア
剪定後の切り口ケアと追肥・潅水のポイント
剪定後は切り口の乾燥と感染を防ぐ処置が重要です。直径1cm以上の切り口は、清潔なノコギリでささくれを整え、速やかに癒合剤を薄く均一に塗布します。切り口の上側に水が溜まらない角度で仕上げると腐朽の予防になります。太枝切りは枝の付け根の膨らみを残し、枝の肩を傷めない位置で行います。2025/09/07以降の高温期は過度な切除を避け、日焼けリスクの高い箇所は寒冷紗で遮光します。
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追肥は生育が動く冬芽分化前後に行います。標準は油かすや完熟堆肥を株元外周にすき込む方法です。
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根を傷めた強剪定後は速効性窒素を控え、緩効性主体で回復を優先します。
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潅水は過湿を避け、表土が乾いてから朝に与えます。鉢は排水孔の確保、地植えは株元の踏圧を避けます。
| 項目 | 推奨タイミング | 目安量・方法 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 切り口保護 | 剪定直後 | 癒合剤を薄塗り | 雨天直前の施工を避ける |
| 元肥/追肥 | 冬末〜早春、花後 | 緩効性肥料を外周に帯状施用 | 窒素過多は徒長・病気誘発 |
| 潅水 | 表土乾燥時 | 朝に株元へ静かに | 受け皿の水は残さない |
| マルチング | 年間通期 | 樹冠下に有機マルチ | 幹元密着は腐れの原因 |
短期間での肥培と切り戻しの両立はストレスになります。樹勢の弱い個体は作業を分割し、回復を確認しながら段階的に行うと安定します。
梅 の 木 アブラムシ対策とカイガラムシ・穿孔害虫の予防
アブラムシは新梢や蕾に群生し、すす病の誘因となります。発生初期は指でのはじき落としや水圧で洗い流し、蟻の往来を遮断して再侵入を抑えます。天敵のテントウムシ類を保護するため、広域殺虫は多発時のみ最小限にします。カイガラムシは成虫が固着するため、冬季に歯ブラシで物理的にこそげ取り、越冬個体を減らします。風通し改善の剪定で枝葉密度を下げ、湿度滞留を防ぐことが基礎対策です。
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穿孔害虫はフラス(木屑)の排出で気付けます。見つけた穴は細線で幼虫を除去し、殺虫剤ペーストや癒合剤で塞ぎます。
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花後の時期は蜜腺が害虫を誘引しやすく、観察頻度を上げます。
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地際の雑草と落葉はこまめに除去し、越冬場所を減らします。
| 害虫 | 主な被害部位 | 初期サイン | 有効な管理 | 予防の要点 |
|---|---|---|---|---|
| アブラムシ | 新梢・蕾 | 葉の巻き・甘露 | 物理除去、水洗 | 蟻対策と新梢密度管理 |
| カイガラムシ | 枝・幹 | 白粒/茶粒の付着 | 冬季ブラッシング | 風通し改善、石灰硫黄合剤の適期散布 |
| 穿孔性甲虫 | 幹・太枝 | フラス排出 | 物理除去、穴封鎖 | 乾裂防止、過繁茂回避 |
薬剤は対象と発生ステージに合ったものを、ラベルの使用方法に従って散布します。散布時は周囲の植物や人に配慮し、気温が高い時間帯は避けます。剪定と衛生管理を基盤に、観察→早期除去→必要最小限の処置の順で対応すると、安全かつ有効に被害を抑えられます。
梅の木の剪定は自分でやる?業者に頼む?費用相場と選び方
自分で剪定するメリット・デメリットと向き不向き
自分で梅の木の剪定を行う最大のメリットは費用の節約と、木の状態や生育サイクルを理解できる学習効果です。道具も剪定ばさみ、ノコギリ、手袋、脚立、保護メガネが基本で、定期的な軽剪定なら対応しやすいです。一方で、高所作業や太枝の処理は転倒や切創のリスクが高く、誤った切り方は枯れ込みや翌年の花芽減少を招きます。向いているのは低木〜中低木で足場が安定し、枝数が把握できる樹形の場合です。向いていないのは5m級、電線・建物近接、うろや腐朽が疑われる古木、病気進行木です。2025/09/07時点では台風期の強剪定は避け、休眠期や花後に計画的に実施します。
造園業者に依頼する流れと見積もりの比較ポイント
業者依頼は問い合わせ→現地調査→見積→日程調整→作業→後片付け・処分→支払いの順です。複数社の相見積もりで作業範囲、樹高、枝量、難易度(高所・障害物・電線)を同条件で提示し比較します。費用は人件費、車両費、処分費、薬剤散布や整枝仕立ての追加費で構成されます。確認すべきは賠償保険の有無、剪定方針(花芽配慮や更新剪定の可否)、当日の安全対策、切り枝の処分方法と単価、作業時間帯、雨天順延条件、支払い方法です。依頼時期は混雑の少ない初冬が取りやすく、花後の5月や真夏は予約が埋まりやすい傾向です。写真共有で事前に概算精度が上がります。
| 比較項目 | 確認ポイント | 重要理由 |
|---|---|---|
| 作業範囲 | 樹高、枝量、太枝の本数、薬剤有無 | 追加費の発生防止 |
| 安全体制 | 脚立・ロープ・ヘルメット、近隣養生 | 事故・損害抑止 |
| 処分費 | 体積単価か重量単価か | 総額の差が大きい |
| 保険 | 対人・対物の補償額 | 万一の備え |
| 剪定方針 | 花芽・更新・透かし基準 | 翌年の結果に直結 |
| 日程 | 混雑期、開始時間、順延条件 | 計画の確実性 |
梅 の 木 伐採 時期・伐採判断の目安
伐採は剪定と異なり、樹木を地際で切るか大幅に切り詰める作業です。判断の目安は、幹の大きな亀裂や空洞、腐朽菌の発生、根上がりによる転倒リスク、電線・建物への接触、幹全体の衰弱で回復見込みが低い場合です。人の往来が多い場所は危険性を優先します。時期は樹液流動が穏やかな休眠期が基本で、12〜2月に行うと切り口の乾きが良く、安全な作業計画が立てやすいです。高木や難所では専門業者の重機・ロープ技術の活用が安全で、近隣養生と処分計画を事前に確定します。
トラブル別の対処とケーススタディ:古い梅や小梅・南高梅の扱い
古木の空洞・枯れ込みがある場合の段階的更新
空洞や枯れ込みが見られる古木は、健全な形成層が連続する部位を優先して残し、2025/09/07以降の作業計画でも一度に切り過ぎないことが重要です。大枝の更新は3年程度に分け、光を入れる軽い間引きから始めます。切り口は枝の付け根の枝 collarを残してカットし、直径2cm超はノコギリで段切り後に切り戻します。腐朽部は無理に抉らず、排水確保と雨水の滞留防止を優先します。切り口は水はけの良い斜め面を作り、刃物は作業ごとに清潔に保ちます。樹勢が弱い年は追肥や潅水で回復を待ち、次季に更新を進めます。
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一度に3割以上の枝量を除かない方針が安全です
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上向き徒長枝は基部から間引き、弱い枝は短く切り戻します
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枝抜きは内向き・交差・こすれ枝を優先します
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脚立やノコギリ使用時は保護具を着用します
| 症状 | 優先処置 | 作業時期の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 幹の空洞 | 雨だまりを避ける排水確保と被圧枝の間引き | 冬の休眠期中心、軽作業は花後 | 充填材で密閉しない |
| 大枝の枯れ込み | 枯死境界の健全部で切り戻し | 12〜2月 | 段切りで裂け防止 |
| 腐朽の進行 | 風通し改善と荷重分散 | 冬と夏の軽剪定 | 無理な掘削はしない |
| 樹勢低下 | 窒素控えめの追肥と潅水 | 花後と秋 | 強剪定は避ける |
品種や用途別の剪定ニュアンス(小梅・南高梅・紅梅・鉢植え)
品種や用途で「時期と切り方」の比重が変わります。果実用は日照と風通しを重視し、結実に寄与する短果枝を育てます。観賞用は花芽の温存が最優先で、花後の早期に軽く整えます。小梅は樹勢が乗りやすく細かい枝が密になるため間引き中心、南高梅は徒長枝が出やすく夏の管理が鍵です。紅梅は花芽を多く抱く前年枝の先端を残し、鉢植えは根量に合わせて枝量を控えめにします。2025年の作業計画でも、品種特性を踏まえ段階的に調整します。
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果実用は日照確保と短果枝育成、観賞用は花芽保全が軸です
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小梅は混み合い解消、南高梅は徒長枝の基部間引きが有効です
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鉢植えは根詰まり点検と軽い切り戻しを同時進行します
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花芽形成期の深切りは避け、花後早めに整えます
| 対象 | 主目的 | 重点枝の扱い | 推奨時期 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 小梅 | 密度調整 | 細かい込み枝を間引く | 花後4〜5月、夏は軽く | 切り過ぎで着果低下に注意 |
| 南高梅 | 日照・風通し | 徒長枝を基部で抜く | 花後と夏管理 | 強剪定は冬に限定 |
| 紅梅(観賞) | 花芽温存 | 前年枝先端を残す | 花後すぐ | 花芽期の深い切り戻し回避 |
| 鉢植え | 樹勢バランス | 枝量は根量に合わせる | 花後、植替え期 | 過乾燥と施肥過多に注意 |
競合との差別化ポイント
図で示す「どこを切る」の明確化(外芽・内芽、切り口角度、段切り手順、2〜3節残し)
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外芽優先で切り戻すと樹冠が外へ開き、風通しが良くなります。内芽で切ると内向き枝が増え混みやすくなるため避けます。
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切り口は枝の付け根の枝幹のり(枝のえり)を残し、わずかに斜め(約10〜15度)にして雨水を流します。
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太枝は段切り必須です。1)枝先を1/3落とす→2)元から20〜30cm先で受け切り→3)残ったダボを枝えり直前で本切りします。
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花芽保護の小枝は2〜3節残しで短くし、徒長枝は1/2〜2/3の切り戻しにとどめます。鋸は引き切り主体、バサミは根元から確実に刃を入れます。
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ポイント
- 交差枝・内向き枝・平行枝・立ち枝・逆さ枝は根元で除去
- 枯れ枝・病害枝は健全部で切除し、切り口は保護剤で処理
- 切り詰め後の先端は必ず芽の向きを確認して仕立てる
樹齢×季節の行動マトリクス(若木/成木/古木 × 春/夏/冬の具体手順チェックリスト)
- 若木は骨格づくり、成木は更新と花芽保全、古木は段階的な更新を目的にします。春は花後の整理、夏は徒長抑制と採光、冬は骨格整備と更新が中心です。各年代で強さと量を変え、花芽位置(短果枝)を守ります。脚立や道具は作業前点検を徹底し、安全帯を併用します。
| 樹齢×季節 | 春(花後4〜5月)の手順 | 夏(7〜8月)の手順 | 冬(12〜2月)の手順 |
|---|---|---|---|
| 若木 | 主枝3本を選定/外芽で先端軽く切り戻し/内向き枝除去 | 徒長枝の1/2切り戻し/混み合い部の小枝間引き | 枝配列の再確認/競合主枝を整理/段切りで太枝調整 |
| 成木 | 花柄摘み後に混み合い部整理/短果枝2〜3節残す | 日陰部の採光確保/立ち枝を抑制/病枝除去 | 古枝の更新切り(1/3ずつ)/主枝角度を維持 |
| 古木 | 弱った枝先を軽く整える/無理な強剪定は回避 | 徒長多発部のみ軽減/樹勢観察重視 | 数季計画で更新/太枝は段切り/空洞や腐朽の確認 |
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チェック項目
- 花芽の塊(丸い芽)は残す/葉芽(尖り)主体は整理
- 切り口径2cm超は保護剤塗布
- 1季で切り過ぎない(樹冠の20〜30%以内)
トラブル事例(剪定しない弊害、夏の強剪定の失敗、花芽を落としたケース)と回避策
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剪定しない弊害: 樹冠が密生し、内側の落葉・うどんこ病・カイガラムシが増えやすくなります。結果として翌年の花数が減り、結実も不良になります。回避策は毎年の軽剪定と3年周期の更新枝選定です。
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夏の強剪定: 7〜8月に太枝をバッサリ切ると徒長枝が暴発し、花芽形成が阻害されます。夏は小枝の間引きと徒長の軽減に限定します。
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花芽を落とした: 丸い花芽の短果枝を切除してしまい、翌春に開花ゼロとなる例があります。花後の4〜5月は花芽形成前のため、短果枝は2〜3節残しで温存してください。
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回避の要点
- 季節ごとの目的を明確化
- 花芽と葉芽の識別トレーニング
- 強剪定は冬へ先送りし段切り採用
品種・栽培形態別(小梅・南高梅・紅梅・しだれ梅・鉢植え)の微調整
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小梅: 着果数が多く枝が垂れやすいので、果後に枝先を軽く上向き外芽で切り戻し、短果枝を多く残します。
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南高梅: 枝が太く伸びるため、冬に主枝の更新を計画的に行い、夏は徒長抑制中心。結実枝の2〜3節残しが有効です。
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紅梅(花観賞): 花芽保護最優先で強剪定は冬に限定。夏は最小限の透かしで花芽を守ります。
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しだれ梅: しだれのラインを崩さないよう外側の長すぎる枝のみ先端を控えめに。上部の立ち枝を除いて垂れを強調します。
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鉢植え: 根域制限で樹勢が落ちやすいので、切り過ぎ禁止。春に軽く、冬は最小限。2年に1回の植え替えと根の整理と連動させます。
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補足
- 樹勢が強い個体ほど夏の切り過ぎは禁物
- 着果負担が大きい年は翌年の花芽減少に注意
- 鉢は用土乾湿を見て切り量調整
安全と後処理(養生・動線・二人作業基準・枝くず処分・保険確認)
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養生: 2025/09/07時点の作業では猛暑・台風シーズンの天候急変に注意し、窓・配管・車を防護シートで養生します。足元は滑り止めシートを敷きます。
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動線: 脚立の据え付けは水平な地面に限定し、人と荷物の出入口を分離します。落下方向に人を入れない導線を設定します。
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二人作業: 太枝切りや高所は必ず二人以上で合図統一。ヘルメット・保護メガネ・手袋・ノコギリ・ロープを標準装備にします。
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枝くず処分: 病害枝は別袋で封緘し可燃へ。多量は自治体の規格に合わせ結束。剪定くずは粉砕機利用で体積を減らします。
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保険確認: 作業前に損害賠償保険の有無を確認し、施主宅の設備破損や隣家への飛散リスクに備えます。
強剪定・伐採の判断ラインを数季計画で提示
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強剪定が必要なのは、主枝の枯れ込み、腐朽空洞、幹の亀裂、徒長だらけで花芽が極端に少ない場合です。1季での大幅切除は避け、2〜3年計画で1年あたり樹冠の20〜30%に抑えます。太枝は段切り、切り口は保護剤で水腐れ防止。
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伐採判断は幹の傾斜進行、根返り、幹周のシロアリ・腐朽、主幹の空洞が直径の1/3超などのときに検討します。移植や更新苗の準備を先行し、抜根・再植栽の時期は休眠期が適します。費用や周辺への影響を勘案し、現地調査で最終決定します。
よくある質問・比較表案
梅の木を剪定してはいけない時期はいつですか?
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花芽分化が進む真夏の強剪定は避けます。7〜8月は軽い透かしや徒長抑制に限定し、太枝は冬(12〜2月)へ回します。開花直前〜満開期の切除は樹勢を削ぎ、花も損なうため避けます。長雨直後や凍結前後の切り口は感染リスクが高く、乾いた日の午前に実施し、終了後は切り口保護剤でケアします。
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注意点
- 高温期の太枝切りは徒長を誘発
- 霜直後は切り口が傷みやすい
- 雨天作業は器具の滑りと病害拡大の要因
梅の剪定はどこを切るのが最適ですか?
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基本は交差枝・内向き枝・逆さ枝・平行枝・込み合い枝・枯れ枝を根元から除去します。残す枝は外芽上で切り戻し、将来の枝方向を外へ導きます。結実を担う短果枝は2〜3節残して更新し、長すぎる徒長枝は1/2〜2/3を外芽の上で切ります。太枝は必ず段切りし、枝えりを傷つけない高さで本切りします。
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切り方のコツ
- 斜め切りで水はけを作る
- 芽の向きで将来の枝向きをデザイン
- 切り口径2cm超は保護処理
梅の木の剪定は5月でも可能ですか?
- 5月(花後)は適期です。役目を終えた花柄を取りつつ、混み合う小枝を間引き、長く伸びた枝を外芽で軽く切り戻します。短果枝の花芽は形成前のため、2〜3節残しで温存できます。太枝の移動は最小限にし、構造的な強剪定は冬に回すと翌年の花芽を守りやすいです。病害枝は季節を問わず速やかに除去します。
冬の強剪定は2月に行っても良いですか?
- 2月は休眠末期で視界が良く、強剪定が可能です。凍結が緩む晴天・乾燥日に実施し、太枝は段切り、本切り後に保護剤を塗布します。切除量は樹冠の20〜30%を上限とし、同時に更新枝を選んで翌季の骨格を整えます。寒冷地は厳寒ピークを外すと切り口障害が減ります。作業後は水やりを控え、切口乾燥を優先します。
古い梅の木をバッサリ切っても大丈夫ですか?
- 古木の一発強剪定は衰弱や胴吹き乱発を招きます。2〜3年の段階更新が安全で、毎年1/3程度ずつ老化枝を若返り枝に交代させます。空洞や腐朽がある太枝は段切りの受け切りを深めに設定し、裂け防止を徹底します。更新対象でない健全な短果枝は温存し、開口部が広くなり過ぎないよう枝配分を設計します。
梅の木を小さく育てる剪定のコツは?
- 樹高を抑えたい場合、主枝角度を45〜60度で開き、上向き徒長枝を外芽で浅く切り戻します。夏は伸長が止まる前に先端を軽く止め、冬に骨格を再確認します。毎年の頂芽優勢を弱めるため、側枝を充実させ、結実位置を低く誘導します。鉢や狭小地では高さ2m以内を目安に、脚立不要の範囲に保つと管理が容易です。
しだれ梅の剪定は通常の梅と何が違いますか?
- しだれ梅は自然な垂れを活かすため、上部の立ち枝を除去し、垂れた先端だけを軽く整えるのが基本です。枝の表情を作る小枝は残し、輪郭の乱れのみ外芽で短くします。芯を詰め過ぎると樹形が崩れるため、冬に骨格線を確認し、夏は透かし中心にします。花観賞重視なら短果枝の密度を適度に残します。
鉢植えの梅の剪定タイミングは地植えと同じですか?
- 基本の考え方は同じですが、鉢は根域制限で樹勢が弱まりやすいため切り量を少なくします。春(花後)に軽整枝、夏は透かし程度、冬は最小限に留めます。2年ごとに植え替えと根の整理を行い、地上部の剪定量と地下部の調整を連動させます。乾湿差が大きい日は切り口障害を避けるため作業を控えます。
切り口の処理は必要ですか?
- 必要です。梅は切り口から病原が侵入しやすいため、直径2cm超は保護剤を塗布します。切削面のささくれは鋸ヤスリで整え、枝えりを傷つけない位置で本切りします。雨天後は乾燥を待ち、晴天日に処理すると被膜形成が安定します。太枝は耳を残さず、幹との癒合を促す形で仕上げるのが回復を早めます。
業者に頼む場合の費用相場の目安は?
- 一般的な庭木の梅で小〜中木は1本あたり数千円台後半〜数万円、中〜大木や高所・強剪定・伐採を伴うと数万円〜の範囲になることが多いです。費用は樹高、枝量、難易度、処分量、アクセス条件、時期で変動します。現地調査で写真と要望を共有し、作業範囲と処分・清掃・保険の有無を明示した見積を複数比較しましょう。
比較表案:自分で剪定と業者依頼(費用・時間・仕上がり・リスク・処分・保証)
| 項目 | 自分で剪定 | 業者依頼 |
|---|---|---|
| 費用 | 低コスト(道具購入のみ) | 作業量に応じて発生 |
| 時間 | 週末分散で柔軟 | 短時間で一括 |
| 仕上がり | 経験に依存 | 安定した品質 |
| リスク | 転落・切り過ぎ | 低減(保険・経験) |
| 処分 | 自己対応 | 収集・運搬込み可 |
| 保証 | なし | 事前確認で可 |
比較表案:春・夏・冬の剪定目的と切り方(花芽保護・徒長抑制・更新)
| 季節 | 主目的 | 主な切り方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 花後整理・花芽保護 | 外芽で軽い切り戻し/短果枝2〜3節残し | 太枝は避ける |
| 夏(7〜8月) | 徒長抑制・採光 | 透かし/徒長1/2切り | 強剪定禁止 |
| 冬(12〜2月) | 骨格整備・更新 | 段切りで太枝整理 | 切り口保護必須 |
行動促進要素の簡易提案
季節別チェックリスト配布(印刷用)
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春: 花後の混み合い除去/短果枝の節数確認/太枝移動は保留
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夏: 徒長の止め剪定/病害枝除去/日陰部の採光確保
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冬: 骨格再設計/更新対象マーキング/段切り準備と保護剤
A4で印刷し、作業前に現場で指差し確認できる形式で提供します。
写真付き「どこを切る」早見図の提示
- 外芽・内芽の見分け、短果枝の形状、切り口角度、段切りの受け位置を写真と注釈で示します。剪定前後の比較を同一アングルで掲載し、迷いやすい岐れ(二股)のどちらを残すかを明記します。モバイルでも拡大しやすい解像度で提示します。
無料相談・現地調査の案内と相見積もり推奨
- 樹高、設置環境、病害状況、作業希望時期を共有のうえ、現地確認を推奨します。複数社の見積比較で作業範囲、処分費、保護剤処理、保険の内容を可視化し、季節計画(春・夏・冬)に分けた工数提案を受けると納得度が高まります。
作業前の安全チェックカード提示
- 当日の天候/風速/脚立点検/用具(鋸・バサミ・ロープ・ヘルメット・保護メガネ・手袋)/作業動線/退避合図/応急セット/切り口保護剤を事前確認します。高所は二人作業を原則とし、受け切り位置と落下方向を現場でマークしてから開始します。

